秋のパァッカ、パァッカ
Sep
28
秋のパァッカ、パァッカ
プルッ、プルッ
プルップ、プルッ
大げさな句読点の鼻
ふくらませては得意げだ
潤んだ瞳に誘われ
たてがみあたりを叩いてやった
彼は喜んでいるのか
プルップ、プルッ
たぶん
そういうことだと思う
憧れへ進み続ける走りは
風景にしっくりと染まりながら
秋を心地よく感じさせてくれる
すこしくらいバランスを崩しても大丈夫
信頼という安心があるから
パァッカ、パァッカ
枯葉は舞い僕は微笑みながら
パァッカ、パァッカ
彼の幸せも弾んでは伝わってくる
さあ、もっと先へ
どこまでも、どこまでも、どこまでも
走っていいんだよ