バス停での超越
Jan
4
疎らな時刻表の数字
冷たいベンチ
指先、足先から凍る
もう痛みなどない
精神が身体の嘆きを消した
今この時
朽ちる全てを許容
終わるものなら
終わってみやがれ
だからって
俺は死にたい訳でもない
生にしがみつく訳でもなく
違う次元に入り込んだ
そこには超越感
しかし
まだ無の一歩手前に座っている
この寒さでは
俺を心身ともに
凍らすことはできない
やはり時化た屑な時間
とっても残念だ
そこまでか、お前の冬の力は
ああ、もうバスが来ちまったぜ