iPad/詩生活
Feb
13
持ち歩くにはすこし大きいが
いつどこでも詩を書けるよう
スタンバイするのは当たり前
頭の中に描かれた風景なんて
すぐに消えてしまうのだから
朝は夢の中で詩を書いている
起きたらすぐに打ち込む言葉
電車が来るまで打ち込む言葉
仕事前十分間で打ち込む言葉
昼休み早食いし打ち込む言葉
目がある手があるiPadがある
時間があれば詩の世界を収め
生きている実感を味わっては
僕は充実を糧に進む進む進む
幸福はいつも手に中にあって
世界の拡がりを止めやしない