下手くそに生きる
Aug
7
「そんなに急がないで」と
私はどうも落ち着きがないようだ
何かに没頭してしまうと
矢印のように突っ走ってしまい
大人のゆとりがないというか
どっしりと腰を据えていないというか
とてもダンディとはほど遠い
何がそんなに私を急かすのか
たぶん身体が影響をしているのだろう
手があとどれぐらい動くのか
足はどれぐらい動くのか
時間がない
グズグズしていると表現しきれずに
終わってしまうと考えるからだ
痛みと痺れを感じながら生きていると
今のうちにやらなければという精神が
私の表現活動に影響する
自分を仕上げなければ
完成して終わらせなければ
タイマーがカチカチと何々しなければと尻を叩く
そんな私にも精神と身体が眠ってしまい
起き上がれない時があって
世界を止めてしまうのんびりが襲う
厄介なとても厄介なバランスの悪さ
でもそれが自分らしいことに気付いて
少し楽になれた気がしている
下手くそに生きるのが私なのだと
もう諦めて進んで行こう
後もどりする時間は残されていない