最近よく言われる 「そんなに急がないで」と 私はどうも落ち着きがないようだ 何かに没頭してしまうと 矢印のように突っ走ってしまい 大人のゆとりがないというか どっしりと腰を据えていないというか とてもダンディとはほど遠い 何がそんなに私を急かすのか たぶん身体が影響をしているのだろう 手があとどれぐらい動くのか 足はどれぐらい動くのか 時間がない グズグズしていると表現しきれずに 終わってしまうと考えるからだ 痛みと痺れを感じながら生きていると 今のうちにやらなければという精神が 私の表現活動に影響する 自分を仕上げなければ 完成して終わらせなければ タイマーがカチカチと何々しなければと尻を叩く そんな私にも精神と身体が眠ってしまい 起き上がれない時があって 世界を止めてしまうのんびりが襲う 厄介なとても厄介なバランスの悪さ でもそれが自分らしいことに気付いて 少し楽になれた気がしている 下手くそに生きるのが私なのだと もう諦めて進んで行こう 後もどりする時間は残されていない