詩を書くわけ
Feb
18
なぜ詩を書いているのだろう
とくに詩でなければいけない
そんなわけでもなく
今はなんとなく詩を書いていたい
難しいことでもないみたいだ
でも、なんとなく書いている詩も
四十年近くなるのだから
私との相性は悪くないようだ
中学生の頃にグループノートがあり
順番で自由に書いて
みんなが回し読みをするという
先生の発案でそんなことをしていた
私はその時に知った
自分が書くことが好きだということ
ひとが二、三行を書くのに対し
二ページはいつもダラダラと書いていた
そこにあるのは100%の
サービス精神であった
自分の失敗談やギャグや素っ頓狂な話し
そしてもうひとりの自分
学校や社会への疑問、自己否定に自惚れ
そんなものを自分のノートに書いていた
書くことが好きだったのか
考えることが好きだったのか
心のバランスをとっていたのだろうか
今もなにも変わってはいない
サービス精神と言いたいことがあり
どこかで自分を肯定して欲しいなんて
小さい私は書き続けているのかもしれない