先日、埼玉詩人会の詩祭において高校生の朗読を拝聴する機会がありました。学生の表情と声から緊張がとっても伝わってきて、おっさんの私は頑張れと心の中で応援していましたね。 でも学生から言葉の強さが伝わってきます。詩の趣きは日々において模索しながらも進んでいる、といった学生たちの共通した険しい感情を聴くことができ、たいへん刺激を受けました。 詩はやはりどれだけ気持ちが言葉にのっているかだなあ、なんて学生の朗読を聴きながらあらためて感じたわけです。詩を書くという行為より、自分の思いをどれだけ強く持っているかが、詩が活かされる条件であることを気づかせてくれましたね。 詩に慣れてはいけない、ってことでしょうか、反省している私でした。ああ、でも戻れないんだよなあ……(複雑なおっさん心・笑っ)