さようなら僕の雲
Aug
29
呼べばいつでも来てくれた
願う気持ちはいつも本気だった
僕はもう大人に成り始めているのか
そんな事があるはずがないのに
……僕にある疑いが雲を遠ざける
なんとなく理解し始めているんだ
風は知らない知らないと吹いて
夢でも見ていたんじゃない
と、砂ぼこりは巻き上がる
自由だったのだろうか
気付かぬ毎日が
その自由だったのだろうか
どこへ行ったの僕の雲
呼べばいつでも連れて行った
心の青い空に今では夢の出来事になり
足は地に着いてさようならなんだね
僕の羽はもう着実な足を知ってしまった