アナログの枯れ散る寂しさを 美しさとして綴れたのなら 辛い思いはすべて うわの空に消えるだろう 貧弱な言葉が デバイスの中でグルグルと 迷いながら今を探して 同じ回路ばかり走り 摩耗して疲れた心は 青を失い茶に穴があく それでもまだ見えている 惜しみなくの光に憧れ キーボードを叩く無音に 焦りは眠り 世界が変わり始める 馬鹿のひとつ覚え その天性ってのを信じてみたい 土になるその時まで アナログの枯れ散る寂しさを 美しさとして綴れたのなら 辛い思いはすべて うわの空に消えるだろう