回り過ぎた後の虚しさに 夕陽が落ちて 繰り返しの日々を重ねても 僕はまだ昨日のまま 昨日のそのまた昨日のまま 明日を知らない 乾いた空気が 僕の嫌いな過去を蒸発させ 心が軽くなったのなら 楽しい旅が出来るのだろうか きっと見られなくなった景色が 恋しくなるのかもしれない ああ、それすらもない世界に 涙も忘れてしまうんだな 前に後退 後ろに前進するそんな僕に 重たくなる心を逃す 覆い染めてゆく温もり 生きている実感だけを与えて 汚れを清い筆で色づけ 僕をここに存在させている