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人形との共働

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人形との共働
国連の食糧支援機関の活動を続けていた腹話術仲間の一人I氏は、総合学習のボランティア講師として人形と共に小中高を訪問し、発展途上国の子どもたちの暮らしを説明するのに「人形の手助けは大きい」と語っていた。
彼は肉体的衰えや心身不調で昨年前半例会を休んでいた。しかしある幼稚園の夏休みの行事の中で10分間“腹話術でお話をすること”が前年からの約束になっていた。『300人もの子ども達に喜んで貰える有り難い機会を逃したくない。』とスポーツジムや自宅でトレーニングし、無事約束を果たすことができたそうだ。
また2017年秋のチヤターズ合同公演では、余り負担にならいよう「オープニングパペッタリー」だけ参加したら?と声を掛けた。それに応えて彼は家の中でも“人形と共に”体力強化を心がけた。
『もし人形と一緒でなければ短い期間に体をそこまで集中して鍛えなかったと思う。これからも人形が私の健康寿命を延ばすのをきっと応援してくれるだろう。』と感想を送ってくれた。(JVAニュース62号参照)

日本国内では腹話術人形(パペット)による効果はこれまであまり評価されてこなかった。しかし日本腹話術師協会の国際交流推進や日本パペットセラピー学会の活動によって、福祉や医療、教育等の専門分野においてすばらしい効果が証明され始めている。腹話術とパペッタリーの活躍場所はこれからもあらゆる方面に及んで行くことだろう。

皆さんはアメリカの公開オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」という人気番組をご存知だろうか。「滅びゆく芸能」ともいわれていた腹話術だったが、2003年にTerry Fater氏がオーディションで勝ち抜き優勝し、一億円の獲得とホテルでのショー契約を得た。今でもラスベガスのミラージュホテルで公演を続けている。
また2017年には、オクラホマ州出身の腹話術師のダルシー・リン(Darci Lynne)当時12歳の女の子が、ウサギの人形ペチュニアと登場して見事優勝した。
腹話術に取り組んでわずか2年の彼女は、今や超有名腹話術師となり、全米のみならず世界中で腹話術人気を高めてくれている。内気な性格だった彼女が“人形と出会ったことで、内面を開放し与えられた才能を開花させた”のだ。

パペットには、子どもの警戒心を解き、傷んだ心を慰め、いやす力がある。閉ざされた心を楽しくゆかいにさせながら、教育や指導を施すことがでる。そして、夢や希望とともに勇気を与えてくれる不思議な力がある。
活用する者自身に楽しみと創造力を与えてくれ、自らを癒してくれるパペット。腹話術の基本メソッドを学んで活用し、子ども達とのパペットによる豊かなコミュニケーション作りに応用してくれるようにと願っている、今日この頃である。

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#ボランティア公演 #ユーチューブ #朗読 #腹話術 #舞台芸術

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