この図がファーストサーバから開示された。テストサーバー、実働サーバー、バックアップサーバーに脆弱性対応のプログラムを入れたらデータが消えてしまったとしています。でも、これはおかしい。バックアップは我々の場合バックアップであって実際に公開されないし、サーバーとして稼働しないデータだけを保存しているものをバックアップという。
これはバックアップではなくレプリケートサーバー。レプリケートとは、実働サーバーに故障が起こった時に切り替えて稼働させるサーバーです。我々もメインのデータセンターに実働サーバーと、異常時のレプリケートしたサーバーを本社データセンターに持っています。それとは別に、メインのデータセンターでは毎日1回、サーバーのバックを保存しています。
レプリケートは、サーバーにハード障害が発生した場合、レプリケートしたサーバーに入れかえることで障害が発生したサーバーをオフラインにしてもサービスを継続することができますが、ソフトウェアやデータに問題が発生した場合、問題自体もレプリケートされるので、バックアップからの復旧が必要になります。我々はバックアップも毎日とっていますが、問題がいつ発生したのかわからないため、最低でも1週間分を保存しています。ですから、例えば 10GB のデータをお持ちの場合、我々のサービスではメインサーバーに 10GB、レプリケートに 10GB そしてバックアップ7日分に 約10GB(全データと7日分の差分データ) で合計約 30GB の領域を準備しているのです。
この図を見るかぎりファーストサーバさんにはバックアップがまったくありません。
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Posted at 2012-06-25 17:05
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Posted at 2012-06-26 02:33
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Posted at 2012-06-26 08:18
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Posted at 2012-06-26 17:46
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