ディーゼル車の排ガスを違法な手段で1/40に見えていたフォルクスワーゲン、私はどのようにダメージコントロールをするのか注目しています。昨日の時点では、社長がこのような操作があったことを認めて、会社として対応することを表明しています。また、既に7億ドルの予算をつけて対応するという内容の発表もしています。それに加えて、外部の会社を使ってワーゲンという会社の監査も行うと発表しています。 以前あった、トヨタやブリジストン(ファイアーストーン)やタカタそしてボーイング787のバッテリーメーカーのGS ユアサのように「そのようなことはない」という対応とは違っています。このあたり、完全に証明されていない時点でも、対応するという発表をしていることに違いがあります。今回の場合、実際にワーゲンに問題があったことが明らかなのですが、まずは自分たちに問題があったという想定で対応するのが正しいやり方。あとで問題がなかった証明すれば良いわけですから、最初から否定することは正しいとは言えません。 インターネットの話で言えば、今日になって http://www.vw.com のサイトからディーゼルエンジン車の掲載がなくなっています。これも思ったより時間がかかった気がしますが、ネットでの対応はこれだけです。ホームページに謝罪や説明などは現時点でまったく掲載されていません。 現在話されている問題への対応としては、テスト時に稼働する排ガス対策を常時オンにするという方法があるようですが、これをオンにすると燃費が悪くなる。パワーが無くなるという2つの問題があります。これを受けてワーゲンのディーゼル車の中古車価格が激減、米国各地で訴訟が持ち上がりそうな気配です。いずれにしても大きな問題があることは間違いありません。
Posted at 2015-09-23 13:10
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Posted at 2015-09-23 13:22
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