“しっかりとした肉質で満足な食感が楽しめます。 広く使えるよう、さっぱりとした飽きのこない味に仕上がっております。” 興津食品 まぐろフレーク油漬 びんながまぐろ油漬けフレーク・普及品 編注:本記事は、2013年の自社ロット品を取り挙げている。シーチキンの異物(ゴキブリ)混入騒動に関してはNo.51の「シーチキンLフレーク(OKTロット)」を参照されたい。 ☆コメント 一般流通を全てOEMに任せ、自社ブランドの露出は非常に少ない興津食品のツナ缶。 もともとは社内販売オンリーだったものを地元民向けに売るようになったが販路は本社直売のみ。スーパーやお土産店などの卸しは「一切」なし。 もちろんバーコードもカロリー表示もなし。そして最小販売ロットは12個からと、水産加工業が持つ漢気をファンシーにしてT3号缶に詰めたような商品である。 そもそも、ツナ缶でT3号を採用していること自体が非常に珍しいのだが…… 特筆すべきはその単価で、12個入は1,200円……つまり、100円で「ホワイトミート(びんながまぐろ)」を入手できること。 卸値販売を行う由比缶詰所でも同等品が147円/個なことを考えると、大量消費や備蓄を前提とするなら非常に安い。 そして、24個入だとさらに安くなる。98円/缶。いずれも、国内の ホワイトミート製品で最安値を記録している。 味は…少しパサパサしている。さすがに、他社ホワイトミート製品と比較すると遅れを取ってしまう。 しかし、フレーク(ほぐし身)の中では、肉が大きい。また、塩焼きそばなど麺類や中華系料理との相性は格別。 料理を選ぶが、素性の良いツナ缶といえよう。 ☆各種評価 ・グレード ★★☆☆☆ #びんなが油漬け最安 ・価格 ★☆☆☆☆ #100円/個 (本社直売) ・味覚評価 ★★★☆☆ ・入手性 ☆☆☆☆☆ #本社直売のみ ・原産国 国産 ☆スペック 内容量 85g(固形量表記なし) -kcal/缶 食塩相当量-g 原材料 びんながまぐろ、大豆サラダ油、野菜スープ、食塩、調味料(アミノ酸等) JAN:なし 製造固有番号OKT 製造者 興津食品株式会社(静岡県静岡市清水区八木間町6) 製品ページ Tuna canning review No.05