“80g缶の5倍のボリュームのお徳用サイズ。新鮮なまぐろがたっぷり。 大家族のお宅や、ペット関連の専門家の方にもおススメします。” 三洋食品 たまの伝説 まぐろ ファミリー缶 猫用栄養補完食・普及品 ☆コメント 【ツナ缶ブログの特殊記事である。よい子は猫缶を食べてはいけない】 三洋食品がイエネコ向けに販売している国産猫缶「たまの伝説シリーズ」。決して人間向けではない。 ツナ缶で喩えるならシーチキンLフレークのような国産普及品のような位置づけで、輸入猫缶の各社とくらべグレードはそれなりに高い。衛生基準や製法は人間用のツナ缶と同じであるため、猫はもちろん人間が誤飲しても健康上なんら問題はない。 筆者が猫飼いであれば、興味本位で一口試すことができただろう。しかし、筆者は一人暮らしで、猫はいない。 国産猫缶を見た勢いで405gを買っていたものの、勇気がなくて長らく熟成させていた。そんな中ふとしたTweetが実を結んでしまい、レビューすることになった。 --人間でも、食べることはできるのだから。 “ツナ缶ブログにあるまじき無茶な商品名ではあるが、原材料の一番最初が「まぐろ」だ。開けてすぐの実食ができるものなら、普段通りのレビューは可能だ。問題ない。” これが巨大なブーメランとなって自分を襲うと予想できなかったのか… ☆缶を開けたところ 一般的な猫缶の雰囲気をかもし出している。ほぼ全てが血合いだ。液汁はまぐろ出汁が取れている。 問題は身にの生臭さと水煮缶にない血合いの苦み。歯ごたえの強い生レバーという表現が似合うか。猫缶を食べるボディビルダーもいると言うが、私はこのまま調味料なしで完食できる気がしない。 醤油をかけた。普段食べているツナ缶の味に近くなったが、いみともしれない血合いの味と独特の食感から、脳が矛盾を起こして警報サイレンを鳴らし続ける。 マヨネーズをかけた。原材料だけ見ればツナマヨそのものだが、ついに筆者の笑みが崩れ始める。頭の中でグラインドゴアが流れ続ける。 缶を見た。まだ10グラムも減っていなかった。 そして、1時間経過。 完食した。閉まらなくなった目の瞳孔は、ただ虚空を映し出していた。どうして、人生はこんなに儚いのだろう。 一つ言えるとしたら、人類は猫缶をツナ缶と間違えてはいけない。まして、405グラムの猫缶を一人で食べようとする人類が今後現れないことを切に祈ろう。 ~ 「幸福になる方法は、自分で実験してみなければ分からない」 ──ジークムント・フロイト(1856-1939) ☆各種評価 ・グレード ★★★☆☆ ・価格 ★★★★☆ #218円/個 ・味覚評価 【 哲学 】 #ねこからの人気は高い? ・入手性 ★★☆☆☆ #ホームセンターや一部スーパー ・原産国 国産 ☆スペック 内容量 405g 440kcal/缶 【猫缶のため、食塩は含まれず】 原材料 まぐろ、ビタミンE JAN:4953685200813 製造固有記号なし 製造者 三洋食品株式会社(静岡県焼津市焼津5-7-3) 製品ページ Tuna canning review No.52