167缶 ヤオコー Yes!Premium 一本釣りびん長鮪
Apr
30
「普段使いの高級ツナ缶」として
関東に展開するスーパー、ヤオコーの自社プライベートブランド「Yes!」。その中の高級品レンジを担うYes!Premiumにある黄土色のツナ缶がこれ。
パッケージ上部に中身の写真(盛り付けてない)を載せているほか、同PBのまぐろ油漬缶から価格で差別化している。とはいえ3缶セット473円税込(1缶あたり157.6円)と、ほぼ普及品の価格で購入できる。
廉価品に集中しがちなスーパーPBの中で異彩を放つ。
油の使用量を少し減らすことで、1缶あたりのカロリーを200kcal以下に抑えた。製造は駒越食品が担当していて、バロー(中部地方のスーパー)の高級品レンジのツナ缶やオトスイ(旧:音代漁業)のホワイトミート製品とスペックが近い。
2019.8製造。製造日(賞味期限から3年引く)が2022年秋以降のものは製造所固有記号が廃止されたが、その前は「OTS1」という記号を持っていて……お前……まさか……(記録はここで途切れている)
缶を開けたところ
身が大きい。パッケージ詐欺をしていない実直さがうかがえる。シーチキンLフレークにくらべ少々薄味でさっぱり系、そのまま全量食べると飽きやすい。その反面、他の調味料や食材の味と足並みをそろえやすい。
オーソドックスなツナ缶だが、その中で和風系の調味料や料理(すまし汁が真っ先に思いついた)と相性がよく、マヨネーズはお互いの味の特長を打ち消し合ってしまう。サラダにするなら胡麻ドレッシングでいこう。
実売価格と味のバランスが非常によく、関東地方の実店舗で買える「ちょっといい感じのツナ缶」として優秀。
見た目の高級感や希少性で由比缶詰所やモンマルシェに及ばないものの、日常生活の中で背伸びしたい気分の時に予算と味がピッタリのツナ缶と思う。
定価は3缶473円だが、たまに3缶321円(298円税抜)で安売りされるときがあるので、その時はきちんとスナイプしておこう。ビンナガ油漬缶が100円台で購入できるのは凶悪なコストパフォーマンス……関係者は口をそろえる。
☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 3.9
・価格 ★★☆☆☆ 3.5 #157円/缶(3缶473円)
・味覚評価 ★★★★☆ 4.0 #比較的さっぱりとした
・入手性 ★★☆☆☆ 2.0 #ヤオコー限定
・原産国 国産
☆スペック
内容量 80g
196kcal/缶 たんぱく質14.0g 食塩相当量0.6g
原材料 びんながまぐろ(国産)、大豆油、野菜スープ、食塩、調味料(アミノ酸)
JAN:4937768092991(3連:4937768092984) 製造固有記号OTS1
販売者 株式会社ヤオコー(埼玉県川越市新宿町1-10-1)
製造所 駒越食品株式会社(静岡県静岡市清水区駒越東町10-8)
Tuna canning review No.167
おしらせ
GWのエアコミケ(C98)あわせでツナ缶同人誌の新刊を作りました
vol.6となる今回はキハダマグロと九州に主眼をおいたツナ缶本です
ブログ上部記載のBOOTH自家通販や、メロンブックスで予約受付中 よしなに
【BOOTH】https://zumix.booth.pm/items/1966651
【メロン】https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=656249
■「ツナ缶スーパーリンク!!」
・(No.58)KOマートのまぐろフレーク
→静岡ローカルの高級スーパーPBで、びんながの「綿実油」漬け。おねだんは倍くらい。
・(No.119)トップバリュ(ベストプライスつかないほう)のかつおフレーク
→普段使いに寄せて値段を下げる。おねだん重点ならYes!の輸入ツナ缶よりトップバリュのがおいしいと思う。
・(No.104)CGCのライトツナ水煮
→実はこれが日本一売れてるツナ水煮缶。日本一売れてるスーパーPBツナ缶でもある。