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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる #めずらしいツナ缶 がおすすめです。
ゴースト「ツナ缶にしき」にご用の方は、←からどうぞ。

 おしらせ
 ・zu-mix3.0自家通販でツナ缶解説本を手売りしています。クレカ対応。
 ツナ缶レビューに大ボリュームの解説を交えた「ツナ缶の本 The Unlimited」が人気です。

67缶 かもめ屋・ライトツナフレーク(食塩不使用) 高価格・高性能な塩抜き水煮缶の実食

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魚のくさみや、パサつきがなく、... 魚のくさみや、パサつきがなく、まぐろ本来のうま味がギュッと詰まっています。魚の旨味が染み出たスープも捨てずにお使い下さい。

かもめ屋 ライトツナフレーク水煮・食塩不使用
まぐろ水煮フレーク・準高級品


こんなツナ缶です


おねだん
ちょっと高い(250円くらい)
魚の種類
生産状況に応じてキハダマグロ、メバチマグロを併用(ライトミート)
液汁の種類
水煮(食塩を使わず、塩分のない野菜スープのみで調味)
身のほぐし方
やや細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
高性能なツナ缶で、サラダやサンドイッチなど冷たい料理にとどまらず、お茶漬けなど温かい料理も好適。
離乳食の適性あり。食塩相当量1缶0.1g。



解説:こだわり炸裂のライトミート塩抜き水煮缶


 かもめ屋は油漬・水煮の二本立でツナ缶を企画するファブレス企業。「美味しくて安心安全」を至上命題としたツナ缶を市場に送り出し、一定のファンを獲得している。本品は6年ほど前の2015年春に取り上げたかもめ屋ライトツナ(水煮)を2017年にリニューアルしたもので、食塩不使用への転換によって介護食や離乳食にたいへん使いやすい製品になった。中身にも缶にもこだわった結果。ライトミート内でぶっちぎりの高価格220円/缶になってしまった。食塩相当量もツナ缶ブログ全百八十数缶の中でぶっちぎり最少の「0.1g」。0.1g入る理由は、マグロの身にある海水の塩分から。
 それでも缶詰に詳しい方ならこの価格でも相当無理をしているということがおわかりいただけるはずだ。ツナ缶ではめっきり見なくなった北海製罐製のアルミ缶胴。台形になる独特なフォルムが特徴的で、ついでに全部アルミ缶で捨てられる。

 伊藤食品のOEM。宝幸の国産ツナ缶もここが作ってる。本品はかもめ屋直売のほか、一部オーガニック食品店や楽天24でも購入できる。製造から二ヵ月ほどの若いロット。
 

☆缶を開けたところ



 身の細かさは旧製品と据え置き。しかし、塩分を抜いた代わりに野菜の下味が強くなった。塩抜きの水煮で食塩相当量0.1gのスペックとは思えないほど液汁に味が付いている。水煮特有のパサパサも控えめ。野菜スープの味が良い意味で個性的。他の水煮缶と一緒に食べると更に個性が際立つ、しょっぱさベースに少々のすっぱさ。パンチが効いてるため、普通の水煮缶と思っていると度肝を抜かれるだろう。だが、確かに塩の味がほとんどしないのだ。それでいて、油漬缶のノリで料理に使うことができるし、温かい料理冷たい料理どちらにも高い適性を発揮する。
 
 ライトミートとしては高価なツナ缶だが、高価な理由をストーリーと味の両方で説明して、消費者を納得させる。リピーターが多いのも納得のツナ缶に仕上がっている。
 
 なお、本品はソレドコに寄稿した「ツナ缶はこんなにも種類がある……! 160種あまりのツナ缶を食べたツナ缶マニアのおすすめツナ缶10選」でも取り上げている。2021スタイルでの再録と相なった。筆者にとってはいろいろと思い入れのあるツナ缶だ。

(この記事は、「ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.2(2017.3発行,絶版)」で実食した(No.67)かもめ屋水煮食塩不使用の再録です。希望小売価格や解説のブラッシュアップをおこないましたが、2021年現在も中身や仕様に違いはありません)
 

☆各種評価


・グレード ★★★★☆ 3.8 
・価格   ★★★★☆ 3.7 #220円/缶 直売の値段
・味覚評価 ★★★★☆ 4.5 #かもめ屋水煮に比肩し、別の方向性を示した
・入手性  ★★☆☆☆ 2.0 #楽天24で買えるだけ良心的か
・原産国  国産

☆スペック


内容量 80g
61kcal/缶 食塩相当量0.1g タンパク質13.8g
原材料 まぐろ、野菜スープ
JAN:4992552000095 製造固有記号なし
販売者 (株)かもめ屋(静岡県静岡市清水区草薙2-18-31) 製品ページ
製造所 伊藤食品(株)(静岡県静岡市清水区幸町2-67)
Tuna canning review No.67b

ツナ缶スーパーリンク!


(No.176)ワイルドアルバコア

→ビンナガ水煮との対比。値段は一回り高い。個人的にはかもめ屋のほうが好き。炊き込みご飯にするならワイルドアルバコアすね。

(No.125)パルシステムの水煮・食塩不使用

→他社で似た仕様の競合品で、こちらのほうが安価。パルシステムも決して悪いツナ缶ではないが、ツナ缶としてのスペックが違いすぎる。ユニオンリアルドとユニオンフラッグくらい違う。

(No.135)モンマルシェ水煮ソリッド

→水煮ソリッドはニッチ市場ですね。高けりゃうまいというわけでもなく、400円で4.3点にとどまる。

(No.46b)JF和歌山 まぐろ水煮

→このくらい本格的だとどうにか比肩するか。

(No.18)まぐろ水煮(旧製品)

→2015年の記事。旧製品は食塩を使っていた。缶のデザインが大きく変わり、銀色ベースから水色に大転換したのがわかる。味の解像度をオミットせずに食塩抜いたのは「魔法」としか言いようがない。いわばリミットレギュレーション前のツナ缶がこいつということなので、食塩あってもいい使い方ならばこっちは4.9点付けられる。
#かもめ屋 #めずらしいツナ缶 #ヨドバシドットコムで買えるツナ缶 #伊藤食品 #気合の入ったツナ缶レビュー #水煮

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