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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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月・赤とんぼ/三木露風

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雪ふりぬ絶え間もなく、
雪ふりぬいともわびしら。

夜の「時」はかくて近づき
そこはかと木により枝より
悲しげに粉雪に落つる。

凍えたる小鳥の翼を見よ
あふぎ見よ、大木の灰色の欺きを。

いつしか淋しげに月に輝やき
地平より色褪めてうかがひのぼる。
ちからなきためいき……
一物もなき冬の夜に
あはれにも、うかがひ寄る月のこころ。





赤とんぼ


夕焼け、小焼の、
赤とんぼ、
負われて見たのは、
いつの日か。

山の畑の、
桑の實を、
小籠に摘んだは、
まぼろしか。

十五で姐やは、
嫁に行き、
お里のたよりも、
絶えはてた。

夕焼け、小焼の、
赤とんぼ、
とまっているよ、
竿の先。


✳︎實(実・み)


#詩

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白壁(しらかべ)・望郷/島崎藤村

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白壁(しらかべ)・望郷/島崎藤...
最近は明治頃に発表された詩作をおもに図書館で拝読。ハマっているのは島崎藤村。本名は春樹らしい。島崎春樹、いいのに。島崎藤村(とうそん)を子どもの頃は「しまざきふじむら」、だと思って苗字苗字みたいだなあ、なんて思っていたけど。。。やはり、藤村は言葉の使い方が綺麗だ。三角眉に丸眼鏡だが、容姿と作風のギャップもまた面白い。ああ、怒られそう。誰に? では、著作権も切れているので作品をアップしてみよう。





白壁


たれかしるらん花ちかき
高樓(たかどの)われはのぼりゆき
みだれて熱きくるしみを
うれしいでけり白壁に

唾にしるせし文字ならば
ひとしれずこそ乾きけれ
あゝあゝしろき白壁に
わがうれひありなみだあり





望郷
寺をのがれいでたる僧のうたひしそのうた


いざさらば
をこの世のわかれぞと
のがれいでゝは住みなれし
御寺の藏裏(くり)の白壁の
眼にもふたゝび見ゆるかな

いざさらば
住なば佛のやどりさへ
火炎の宅(いえ)となるのを
なぎさめのなき心より
流れて落つる涙かな

いざさらば
こころの油濁るにも
ともしびたかくかきおこし
なさけは熱くもゆる火の
こひしき塵にわれは焼けなむ





藤村は恋に生きるひとなのだろう。恋の遍歴も逸脱的だ。兄の娘とも関係をもってしまうほど。そのエネルギーを綺麗に詩にしてしまうのだか、なんて自己防衛と描写力を備えた才能の持ち主なんだ。好きな人間ではないが、才能は尊敬してしまう。うーん、してやられているのか。。。

#雑記

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インターネットのニュースでX JAPANの映画についての記事を拝読(X JAPANの音楽は聴いてこなったが)。YOSHIKIさんが語っていた言葉はとても素敵だ。

「僕は生きていることが奇跡だから…。ファンの人たちに頂いた第2の人生、第3の人生だと思ってるんです。怖いものは何もない、明日死んでもいいというくらいに思ってる。でも、頂いた人生をちゃんと全うしてファンに返したい。映画に秘めたことは“不可能なんて何もない“ということなのですが、それをどこまでできるのかな…と思っています」

ひとは誰かのために成長して行こうとすることが、幸せということなのだろう。


#雑記

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超人以前の人以前の

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惜しみなく捧げる矢印のように生きる人
いや、もう人生と言えない世界で
奉仕の心は超人化し人として浮いている
いや、しっかりと歩いているのだ

僕はまだ歩いてもいない
ましてや生かされているとも言えない
それでも生きていたい太陽に向かうような原動力
死ぬ前に一歩でもいいから踏み込まなくては
追われているものの問いすら見ることが出来ない

複雑に絡まる自我の蜘蛛の糸
ひとつひとつ解く思考で始めなければ

#詩

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雑念なき文藝

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どこかで作品が読まれ
それで賞が頂けたのなら拒まない

だが自分から賞を貰うことも念頭にあって
作品を送りつけるのは
何だか違うような気がする
そこまで自分の表現をアピールすることに
純粋な意志を汚してしまう

そういったものは
後からついて来るものであってほしい
特について来なくても良いものであってほしい

作品との出会いは自然で
素晴らしい景色と遭遇するように
偶然の微笑ましい純粋が入っていれば
なお素敵なのだから

誰がどんな詩を書いてなんて
消えてしまっても良い
その作品の世界に入り込むだけだ

もし名前を出して表現するとするならば
自分自身が題目になり
生き様が文藝に反映することに終始
捧げられるかどうかだ

自分の作品を読んでほしい気持ちは
生きがいのひとつになるだろう
だが作品に肩書きを添わそうとすれば
一歩先の表現に霞すみながら進み
前に歩いているつもりが
行き先も解らず後退しているようなもの

作品が素晴らしいかは
雑念なくそのひとのものであってほしい

#詩

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