中干し・溝切り
Jun
18
稲がだいぶ生育してきました。
田植え後最初の大きな作業として中干し・溝切りという作業を行います。
中干しは、田植え後水を常時入れていた田んぼから一旦全部水を抜き地面が乾いてひびが入るくらいまで乾かすのですが地表が乾ききって白くなっては稲を枯らしてしまうので乾きすぎた場合は少し水を入れて潤すようにします。
この作業の意味は分株を止め今までの横への成長から縦方向の成長へ稲のスイッチを切り替える意味合いがあります。
株が分株しすぎて茎数が増えると米粒の数は増えるのですが栄養分が全体に行き渡らず未熟米が多くなるので十分澱粉を蓄えたプリプリ米だけを実らすように米粒の数を適正な量に抑える意味があります。
溝切りは田んぼの排水性を良くし秋の収穫に向け田の土を適当な硬さにするための作業で刈り取り時の作業性を良くし田が荒れるのを防止する役目があります。
家によっては省力や作業の大変さのため溝切りはしない場合もありますが我が家は3年前から乗用の溝切り機を買ったのでバイクのようにまたいで乗って作業が出来るのでセオリー通り作業をしています。
中干しについては2週間ほど実施するのですが乾かしたい時に梅雨の雨続きで土が未だに十分ひび割れしていません。これでは中干しになっていません。
自然相手の作業は思うようにいきません。