RICOH GR vs GRIII
Oct
29
スナップシューターとしてプロからアマまで知る人ぞ知るRICOH GRシリーズですが、撮像子がAPS-Cの大型になって3代目が今年3月に発売されました。
撮像子がAPS-Cになった1代目のGRは、2013年5月に発売され、それのスペシャルバージョンとしてRICOH GR Limited Editionが2013年11月に発売されたのを機にそのモデルを購入して常時携帯カメラとして沢山の写真を撮ってきました。
しかし、初代GRは、他のAPS-Cサイズ一眼レフ機と比べると画素数の少なさやや暗部に弱いという弱点がありいずれは後継機をと思っていましたが、2015年7月に発売された2代目のGRIIは、写り部分のスペックはGRそのままにWi-Fi機能が強化されただけだったので見送って後継機の発売をずっと待っていました。
待っていたその後継機のGRIIIが満を持して今年3月に発売されましたがそれまでのGR、GRIIに比べると大幅なモデルチェンジで解像度も2400万画素、高感度にも強くなったということで購入は決めたものの、初期ロットは不具合が報告されたので状況を見て、発売から5ヶ月後の今年8月末に購入に至りました。
写り、取り回しは一段とスナップシューターとしての完成度が上がり大柄なデジイチの出番が無くなりつつあります。
気になる前モデルとの写りの違いについて簡易的ですが比較を行ってみました。
写真1枚目はGR、2枚目はGRIIIで撮った写真です。3枚目の画像は細部の写りについて元画像等倍レベルでの比較を行ってみました。
GRは1600万画素、GRIIIは2400万画素なので同じ画素サイズで切り出すとGRIIIの画像の方が解像度が高い分面積が狭くなるので画像は大きくなります。
画像サイズを合わせての比較という方法もありますがそうするとGRIIIの画像は元画像等倍では無くなるので、今回の比較はあくまでも素の状態の写り比較ということで画素数の違いは考慮していませんので注意して頂きたいと思います。
GRも光条件が良ければ満足する写りですが、暗部のザラつきや細部の解像感はやはりGRIIIの方に進化が見られます。また、GRIIIには手ぶれ補正も付いたことから夜間撮影の低速シャッターでもブレが少なくなり写真の歩留まりが上がりました。
是非、写真を拡大して元画像サイズで見て頂きたいと思います。