止まってしまった。
筆が。
理由はわかっている。
橋姫と揚羽の日常パートをイメージできないから。
花影の間のシーン、重鎮が集うシーン以外は、
夜ばっかりイメージしてたから。
颯太と揚羽の掛け合いはイメージできるけど、
橋姫と揚羽の掛け合いがイメージできない。
橋姫と揚羽の日常がイメージできないから、
積み重ねがイメージできないから、
那智たちがやってきてからの
ふたりのやりとりも書けないんだ。
……ってかマジで、
橋姫と揚羽、普段何を話すの……?(笑)
それがわからんから、
いきなり書こうとしても書けない。
滴露の療治者(チル・エナ)として、
役目を全うしようとするさなかで、
颯太に出会い、恋に落ちた揚羽。
一方で、漆黒の奏者(ハル・シテナ)として
胡琴を奏でること以外、
よすがを持たなかったために、
朔ノ宮に強く惹かれ、
駆け落ちした挙句、
捨てられて入水した美舟の自我を持つ橋姫。
己を最も呪い、
己の消滅を願っている橋姫。
ふたりの間に、
相通じるものがあるような気がする。
それが掴めれば、書ける気がする。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account