前記事の続き。
もっとも、美舟の場合は、
自分の存在価値を強く見出してくれる存在に溺れただけなんだけど。
揚羽だって、自己犠牲が当たり前だと思っていたところに、
それは違うと言ってくれた相手に惹かれてるだけだし。
だけど、それを「選ばれた人間」が救うのは、
なんだか傲慢というか何というか。
颯那智の尊さって、
何だかんだで対等なところな気がするんだよな。
互いが互いを知らないところで救ってる。
なんだろう。ケンカップルという意味では、
少女漫画にありがちな気がするんだけど。
でも、いかにもな「王子様」と「お姫様」じゃないというか。
単なる「王子様」だったら、「お姫様」だったら、
惹かれ合わないというか。
だけど、美舟が求めているのも、
揚羽が求めているのも、
「王子様」なんだよな。
鬱屈した世界から、モノクロの世界から、
連れ出してくれる王子様。
暗い日常に光を灯してくれた王子様。
まばゆい光の存在を教えてくれた王子様。
性格はだいぶ違うけども、
根っこはこんな感じかなぁと↓
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