作品そのもののレビューというよりは、
映画のあり方や広報のあり方。
そして、「あの日」に対する様々な想いについて少々。
作品はまだ見ていないし、
今後見るかどうかもわからないけど、
広報のあり方や、
実在の災害をファンタジーとして描いているということに、
思うところがありまして。
ツイッターでは散々呟いているのですが、
さすがに煩すぎるだろうから、そろそろこちらで。
いろいろ眺めていると、本当に、いろいろな意見があるな、
というのが正直なところで。
でも、それでもやっぱり、
事前告知はしっかりしておくべきだったというのが私の意見。
「公式が異例の告知をしているのだから、
それを見て劇場に行ったのであれば自己責任」との意見も目にしましたが。
公式の告知は異例でも何でもないし、
不十分がすぎると思う。
最も注意喚起すべきポイントは
「アラートや震災描写があること」じゃない。
「3.11を直接的に描いている」こと。
そこには何一つふれず、
異例も自己責任もあったもんじゃない。
上記2つがどれほど差があることなのか、
3.11当時、西日本の安全な場所にいた私ですらわかるのに、
どうして私よりも被災地に近い場所にいた首都圏の人間が、
公式が、気づかなかったのか。
あるいは、気づいててもなお、
あえて告知しないことを選んだのか。
映画のメインターゲットである、
3.11を知らない世代に、幅広く届けたかったから。
なのだとは思うけど。
知らない世代に届けることができれば、
知っている世代を傷つけても良いのか。
それも、金縛りにして真正面から突き刺すようなことをしていいのか。
それは、「覚悟」があればしていいことなのか。
甚だ疑問です。
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