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KPI = Key Performance Indicator の略で、「重要業績評価指標」と訳されているようです。
ビジネス上の友人との話のなかで出てきて、知らなかったので教えてもらい、早速自分でも調べてみました。
平たく言えば、目標達成のための実行・行動評価を白黒判りやすい物差しで量るということ。 そして、KPIに求められる基準が・・・
明確性(Specific)
計量性(Measurable)
達成可能性(Achievable)
結果指向・関連性(Result-Oriented Or Relevant)
期限(Time Limit)
ふっと思ったのが、自分の仕事・経歴のKPIって何だろう?
待てよ・・・その前に自分の仕事の目標は?
案外、アナログ的な言葉やまず浮かびます。
例えば、仕事をするのは何のため?と聞かれて、「家族を幸せにする」を目標のひとつに挙げるとしたら、「何を持って幸せ」と判断するのか? 定量化して評価するのに数字で表すとしたら?収入?家族と過ごす時間?など具体化するのでしょうか?
いや・・・それはアメリカ的だ・・・幸せなんて数字で量れるものでないし、価値観で大きく違うから・・・・といえば、それだけですが、履歴書を書いていてそんなことが頭のなかを横切りました。
直感で動き過ぎず、白黒の部分で見つめなおすことも必要ですね。
Professional Experienceは、仕事上の経験を書きますが、Employment Historyで過去勤務した会社で、そのProffesional Experienceのなかでも顕著な経験、達成などを数字などを入れて具体的にリストするともっとわかり易いというかアピール度の高い履歴書になるようです。
自分自身を振り返るにも米国企業に応募する履歴書の書き方で、自分の経歴を整理してみるのもとても役に立つと思います。
コンサルタントを始めて、一番下手というか躊躇したのが料金をもらう営業部分。
スタート時は、クライアントも起業まもないところが多く、起業同士ということで、まずはパフォーマンスを示すのに、月額制(Retainer Fee)でなく、成功報酬(Compensation)でスタートしました。
しかし、これが返って自分の価値を下げることになっただけではなく、当然Cash Flowという問題にもなって現れます。
今年の初めにRetainer Fee契約のクライアントも夏前に失速状態で、契約を残したままに終了。投資案件を尋ねてくるところも多いのですが、投資募集=お金ない=成功報酬という悪循環で、しかもEarly Stageの会社に投資に動く会社がない?私の場合は米国内の投資会社でなく、日本や韓国から投資元を探す。基礎技術を売りにしている米国起業は、早いROIを望む不況下では駄目なのか?
自分でCashを産むビジネスモデルをきちんと持っていないと、好不況のバイオリズムにも余裕もって対応できずに、振り回される結果になりました。
石の上にも3年といいたいところですが、世の中はそんなに甘くはないですね。
日本の履歴書は、所定の履歴書があって、経歴、資格を書く程度ですが、ここアメリカでの履歴書は、いかに自分を簡潔にアピールできるかが鍵になります。 基本的に網羅するのは、下記の項目になります。 経歴によりますが、ターゲットはLetterサイズで2枚まででしょうか。
ひとつの例を書き留めてみます。
Objective
自分はどんな経験、能力をもち、何ができるか、したいかを簡潔に書きます。
Profile
経験からどんな事ができるかを箇条書きにしてみます。(One Sentence文章)
Skills Summary
具体的な仕事能力を単語で箇条書きします。
Professional Experience
どういう分野で実際に何をしたか?できたか?できれば数字を入れてアピール。
Employment History
新しい順に職歴の箇条書き。会社、肩書き、勤務年、どういう会社。
Education
学歴・・・基本的には大学名と専攻
Training・・・仕事関連で受けたセミナーなど
Interest・・・いわゆる趣味など
上記のアピール、項目は一貫性があることは大切。
また募集する会社、役職が求めている部分にフォーカスしたカスタム・アピールも必要になります。
9年前に渡米し、日本の会社の支社をスタートするのに面接をしながら、アメリカ人採用をしたときに、一番最初に失敗したのが、「年齢」を聞いたこと。アメリカの履歴書には生年月日は書きません。年齢で採用差別したとなると訴訟問題になります。 せいぜい最初に働きはじめた会社の入社年度から想像する程度ですが、日本のように4年をストレートで卒業していない場合もあるので、あまりあてにはなりませんが。
今までの自分は何をしてきたか・・・アメリカ式履歴書を書いてみると案外戸惑いと驚きがあります。そして、大切なのか過去何をしてきたかより、だからこれから何をしたいか?でしょうね。
地元の記事にマイクロソフトのExecutiveが最近どこに転職しているかで業界動向を論じていました。 ちなみにあがっていたのが・・・
Stephen Elopは、NokiaのCEOに
MS時代は、ビジネス事業部の社長でCEOバルマーのシニア・リーダシップ・チームのメンバー
Andre Vrignaudは、AmazonのGame Executiveに
John Matheny は、Yahooの上級副社長, communication products and communitiesに
MS時代は、Windows Phone Apps StudioのGeneral Manager
Alex Gounares は、 AOL のCTOに
MS時代は、副社長兼ビルゲイツのテクニカル・アドバイザー
Chris Liddellは、General MotorsのCFOに
MS時代もCFO
Reed Sturtevant は、Project 11 Venturesの共同Founderに・・相手はKatie Rae
MS時代は、Startup LabsのHead
9万人近くの正社員がいるのですから、優秀な人間は沢山いるのでしょうが、ビルゲイツ引退後の世代交代なのか? それとも別の理由だったら今後が多難なマイクロソフトかもしれません。
写真をみて最初に感じたことが、「人間ブロイラー」です。
企業の利益追求にここまでいくのか? 右上がり成長ばかり追い続けるのはちょっと違うのでは? それでデフレになって、多くの労働者の年収は下がる。でも企業は成長・・・おかしくないでしょうか?
昔、ある発展途上国の国内線に乗ったら、乗客は鶏を抱えて、つり革に捕まって飛行機に乗っていた・・なんていう悪いJOKEがありましたが、それを思い出させました。
旅の醍醐味はどこへ?
飛行時間2-3時間以内のビジネス向けサービスだとは思いますが・・・旅行者向けだと乗客をたくさん詰め込むあまりに、貨物に荷物が入らなくなるのではなんていう心配をしてしまいます。
米国でも高速鉄道が検討されています。
日本は4ヶ月後に退任のCA州知事に新幹線売込みするようなちょっと的外れ行動をしていたようですが、航空会社もこうしたブロイラー飛行機導入するくらいなら、資本提携して、高速鉄道やバスと航空の連携サービスを考えてみてもいいのではないかなと思います。
自分の領域死守だけでビジネス戦争を激化するより、手を携えることができるところとの「共創」にパラダイムシフトの活路があるのではないでしょうか?
「共生」するための「共創」。 私のビジネス・モットーです。
ちなみに写真の掲載はこのWeb News2122 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |