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米国時間の27日つい先ほど発表されました。夢を与え続けるApple。それを牽引しているのが他でもないSteve Jobsですが、彼のスタンフォード大学卒業式での講演にそのエッセンスがあるかもしれません。
彼は3つのことを若者にメッセージとして発信していました。
1)Connecting Dots
私のEnLinxの考えと同じ出発点でうれしく思いました。点と点をつなげていく。それは将来を見据えてでなく、過去を振り返ることで見えてくる。それはある意味ではカルマとかともいえるかも知れないととても精神的なことを言っています。
また学んできたことは絶対無駄にはならないということも言いたかったのかもしれません。
知らなかったのですが、生まれてすぐに里子に彼は出されて育ての親は違ったようです。
2)Love & Loss
30歳で創業者の彼自身がApple社を解雇されたこと。すい臓がんで余命3−6ヶ月と宣告されてこと。
でもその中で再認識した大切なものが愛、情熱だったこと。
3)Death
死生観かも。天国に行きたい人でも死にたいと思っている人は誰もいない。でも死は生と同じで平等に誰にもやってくる。
成功者の秘訣は、あきらめないことと日本のTVインタビューで話していました。
死ぬまで負けはない。極端な言い方かもしれませんが、つまり、最後の最後まで前向きに生き「抜く」ことが大切でしょう。
起業は大変です。現在関わっている2社の起業もそれはそれは大変な局面を乗り越えようとしています。その乗り越える原動力は「情熱」かもしれません。情熱=使命感=人生観につながるのではないでしょうか?
Swype が先月、WA州内の起業で資金集めに成功した4社のうちの1社です。
この会社はKeyBoard入力を簡潔にジェスチャー的になぞるだけで入力できるという優れものです。
その昔、Bean Projectというリモコン・コンセプトで振ると画面が変わるというのを当時Alps社が開発していたセンサーからヒントを得て作ったところ、Samsung本社の開発TOPの目に留まって、水原のSamsung本社まで行ったことがあります。世界共通はジェスチャーという発想だったのですが、それでヒットしたのがWiiのゲームでしょう。
さてそれを携帯電話向けにずっと簡単にしたソフトがこの会社です。すでにSamsungが新機種に採用しています。日本の会社はどうなのでしょうか?
Appleの新しいTablet PCに搭載されると面白いのではないかと思ったりしています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89#.E6.A6.82.E8.A6.81 >スマートグリッド はまだあまり聞きなれた言葉ではないと思いますが、ここ数年、実験が日本でも進んでいるようです。
昨年Googleがhttp://www.youtube.com/watch?v=6Dx38hzRWDQ >Powermeter としてサービス参加表明してもう時期1年が経ちます。YoutubeのGoogleのVideoは前記Powermeterをクリックすると見ていただけます。
エコロジーの一貫でこうした部分にInternetはじめとしてITが活用されて役立ち、実用化される時代がこの2-3年で起こるのではないかと観ていますが、どうでしょうか?
http://www.gist.com/ >Gist という起業がシアトルにあります。最初の投資グループは、地元で有名なバルカンベンチャーズ。マイクロソフト共同創始者のポール・アレンが率いる会社です。
E-Mail、SNS、RSSはじめいろいろな情報網をひとつにまとめるという技術サービスの会社です。
US時間18日の今日、IBMのLotus Notesもサポートすると発表しました。
実は着眼点は一緒で技術としては多少違う会社が別にシアトルにあります。
今後いろいろなアプリケーションがiPhone方式で増えてくると思います。その際にSingle Sign-Onで簡単に使えるサービスは不可欠になると思います。
ここマイクロソフト膝元のシアトルでもMacユーザーを街中のCoffee Shopでも見かけるようになりました。週末Apple Storeに立寄るといつも人で一杯です。
ずっとWindowsユーザーですが、最近マックに変えてみようかなと考えることが多くなりました。理由はいろいろとあります。いずれ折に触れて記してみたいと思いますが、Windows互換性を引きずっているPC環境には限界を感じています。
Mac Tabletの噂がでて久しいですが、一度市場ではTablet PCが受け入れられずに失敗に終わったという見方がHardware製品コンセプトではいえると思います。しかし、再びAppleの攻勢には、iPhoneのようにユーザー利便を考えたソリューションがあるのではないかと勝手に想像したりしています。
そのターゲット市場に噂されるのが、医療業界。確かに音声認証、無線通信、RF IDなどのHard Ware技術もさることならが、まだまだアプリケーションやビジネス・ソリューション提案が多く可能性を残しています。
私が関わりはじめた医療市場向けのビジネスも今後どうなっていくか楽しみなところです。
Epsonがhttp://shop.epson.jp/html/begin.do?fn=LP091215 >薄型PC を発表しているのを見て、Sakura(桜)プロジェクトを思い出しました。
90年代半ば、デルのATG(先端テクノロジーグループ)で新製品企画をしていた当時に私が企画したブロック型のDesktop PC。
構想の着眼点は、オーデイオのミニコンポでした。Notebook技術をDesktopとも共有して、薄型のPCを用途毎に分ける。当然、CD(DVD)などは別ユニット。
狙いとしては
1)顧客の必要な要望使用、価格に柔軟に対応
2)斬新なデザイン性(当然デイスプレイはTFTモニタ)
3)Total Cost of OwnershipのSave(電気代、スペースなど含めて運用コスト)
4)Notebook部品を共有することで設計、購買、生産の効率化
5)輸送コストの低減(軽量、軽少化)
6)修理サービスの向上
7)デジタル家電への参入準備
模型まで作成して、マイケルにもプリゼンしましたが、デルとしては時期尚早で大手有名ブランドが提言するものとしてお倉入り。当時NotebookのOEMパートナーであった日本の某メーカとやりたかった製品でした。
USB規格が出来始めた頃でしたが、USBやWireless技術でのユニット間の接続をして、新技術を採用した新製品の買い足し、買い替えの柔軟度も持たせていました。
本当の意味でのSakura Project製品がまだ出ていませんが、もう出ていいのではないかと思ったりしています。
デジタル機器への移行で技術先行が否めない。
つまり、機能満載で実際に使えるのか?という代表的な製品がリモコン。使い切れないというかわからない。ユーザーフレンドリーという言葉から一番遠いところにある身近な製品ではないだろうか?
iPhoneの戦術の第3者によるアプリケーションの開発=標準機能はいたってシンプルなものにして、使いたい人が使いたい機能を自分で揃えていく。日本の幕の内弁当もいいけど、好きなものを好きなだけ選ぶカフェテリア方式。
ドラッカーのいう肉体労働と知識労働の生産性の課題もここに垣間見る気がする。
Foot Note:Wikiより引用
デジタルデバイド=情報格差(じょうほうかくさ)とは、対象間における情報量に差があること。また、情報技術(IT)を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる格差のことを指す。
ラスベガスでCESが開催中ですが、マイクロソフトの目玉はSlate PCだけ?いわゆるKeyBoard無しのTouch-PC。
元来タブレットPCがスタートですが、90年代前半には、今では当たり前になったヒンジ部分が回転して液晶が裏返しにできる製品コンセプトを当時デルのAdvanced Technology Groupでは作っていました。時期が早すぎたのか製品化できずにお倉入りになりましたが、今そうした製品が出ています。それが指で簡単な操作といういわゆるiPhoneでもっと日の目をみたようです。
ちょうどドラッカーのプロフェショナルの条件を読み返していたタイミングと重なります。だぶるのがマイクロソフトも目先の技術革新だけに目がいっているように思えます。目的がはっきりしていない。何をしたいのか?何を問いたいのか?だから夢を感じられない会社になっているのではないでしょうか?守りの会社になってしまった感じを受けます。
ビルゲイツが会社をスタートした頃には、すべての家庭にPCをという目的がありました。WindowsやOfficeといった技術は、その目的到達の手段だったといえます。
あれだけ財務体質が超優良企業ならば、脱Windows事業をスタートするくらいの挑戦があっていいのではないでしょうか?携帯電話ビジネスのときにWindows CEを捨てれなかったのが大きな分岐点、大きな挑戦のチャンスのひとつを捨てたと思います。
技術革新の言葉であった、Web2.0やCloud Computingも技術という手段であって、本来、人々や社会にどういう恩恵をもたらしたいか?その目的が明確にあって、Cloud Computingなのか何なのか?
昔のようにCESなど展示会でワーッと驚く、夢のある製品発表がなくなってきたのも技術主役の生産性改善の時代から次の時代にすでに足を踏み入れている証拠かもしれません。
私が注目するビジネス分野のひとつに「エコロジー」というキーワードがあります。そのなかでもLED技術については、昨年の夏、シアトルに会社設立にも加わりました。
日本ではシャープショックといわれるLED電球の低価格化が加速しているようです。従来1万円近くしていたLED電球を4000円で発表したようです。
東芝の試算によると、日本国内の照明がすべてLED照明に置き換わるとCO2は約52%の削減を達成するそうです。(下記図参照、出所:東芝)一方、野村総研の予想では、世界のLED市場は2008年の1347億円が年率平均37.3%成長を達成し、2012年には4742億円市場の成長すると予測しています。
エコロジー観点からみれば良い事ですが、ビジネスとして成立するかどうか?大きな疑問点がひとつあります。それは市場がすぐに頭打ちになり、買い替え需要・市場は小さいということ。LED自体の寿命が40000時間とか長いことから通常白色電球を1年毎で交換していたのが、5−7年交換が不要になってきます。
市場拡大には先進国後に発展途上国という世界市場を狙わないとビジネスとして続かない。そのときにMade In Japanでどこまで対応できていくか?
半導体や液晶技術、ビジネスと同じ経路がもっと早いスパンで起きる可能性は大です。しかも、白色LED特許が切れて、価格がもっと安くなってくると海外企業の参入、特に中国、韓国はもっと激しくなり、シャープショックという日本島国の話では終わらないでしょう。
実際、昨年ラスベガスのLED展示会では日本・韓国企業より中国企業の出展が目立ちました。品質としてはまだまだでしたが、これも時間の問題かもしれません。
私がビジネス分野で注目しているのに環境ビジネスがあります。社会の動向もそうですが、ここシアトル近郊にはバイオ関連、エコロジー関連の起業が多くあります。ワシントン州自体もGreen State(緑豊かな州)であること。またマイクロソフト創設者の一人であるポールアレンが率いるバルカンベンチャー社も積極的にこの分野の事業投資をシアトル近郊で行っています。
日本の環境省は2009年の環境白書において、エネルギービジネスの雇用創設予測を下記のように発表していました。
2006年 2030年(世界における新規雇用予想数)
風力発電 30万人 210万人
太陽光発電 17万人 630万人
バイオ発電 120万人 1200万人
こうした社会資本となるビジネスは時間とお金のかかる資本力のある大企業が行えるものだと思います。それは、Bluetoothのソフト会社をシアトルで起業した経験からも痛感しています。しかし、IT業界で見られるようにマイクロソフトやグーグルは最初から大企業だったでしょうか?
上記発電に絡む起業をここシアトル近郊で3社知っていますが、こうした会社との協業には、大きなビジネスチャンスはあります。
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