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posted 2012-03-04 02:19
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
講談社100周年記念の一環として『悪道』が出版され、2011(平成23)年に第45回吉川英治文学賞を受賞しています。 五代将軍・綱吉の急死をうけて、権臣・柳沢吉保は秘密裏に影武者を立てて徳川家存続を図りますが、陰謀に気づいた伊賀忍者の末裔・流英次郎に刺客を向けるという荒筋でした。 『悪道 西国謀反』...
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posted 2012-02-29 22:33
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
早稲田大学競走部駅伝監督である渡辺康幸さんの著書です。 『自ら育つ力』(日本能率マネージメントセンター)を、2008年に出版されていますが、昨年の第87回箱根駅伝において18年振りに総合優勝をを果たし、新たに1章を追加されての文庫本化です。 度重なるアキレス腱のトラブルで29歳で現役を引退、以後母校...
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posted 2012-02-28 03:19
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者の本は、『女神』 (光文社文)・ 『汝の名』 (中公文庫)・ 『澪つくし』 (文春文庫)と読んできて、4冊目になります。 どの作品にも共通して感じることは、「女」の執念・怨念・すさまじさです。 お化けは男も女もおりますが、幽霊は女性だけということを、いつも認識させられます。 今回登場する主人公の...
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posted 2012-02-26 02:22
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者は、2002年に<第1回小学館文庫小説賞>を 『感染』にて受賞し、その後2005年に文庫本化されています。 2作目からの『転生』、『繁殖』、『再発』、そしてこの5作目の『潜伏』とも、すべて小学館文庫のための書き下ろし作品です。 大阪大学大学院医学系研究科を卒業、日本経済新聞社に就職し、医療技術・...
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posted 2012-02-24 03:19
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ファルコン
主人公の芹沢晃は、若い頃はバックパッカーで世界中を旅していましたが、今は遊園地でカエルの着ぐるみを着てバイト5年目の30歳です。 日々、小さな子供相手に明け暮れているなか、突然彼を父親だという少年が飛び込んできます。 芹沢がアメリカ滞在中に、関係を持った女性が母親として話しは進んでいきます。少年は母...
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posted 2012-02-22 03:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
在宅医療を推し進めている 平野国美さんの『看取りの医者』 を紹介しましたが、今回は東京・山谷のドヤ街の一角で行き場のない人々が寄り添う「きぼうのいえ」が舞台の、ノンフィクションです。 元蒸気機関車の運転手、元731部隊員、元板前、元ヤクザ等、それぞれの人生を歩んできた人たちの人生の聞き取りを通して、...
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posted 2012-02-19 03:12
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
終末期医療の訪問医として、2002年につくば市で開業された著者の感動の実話が、9編収められています。 1950(昭和25)年当時は、8割の方が自宅での在宅死でしたが、1976(昭和51)年を境に病院での院内死が逆転、今では家族に看取られての在宅死は1割になっています。 <在宅医療を成功に運ぶためには...
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posted 2012-02-17 03:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
古今東西の「ヌード画」を通して、その当時の美術界の流れ、書かれた時代の社会背景等を巧みに書き込みながら、名画と言われる作品の解説書です。 <ヌードは、単なる裸体のデッサンでもなければ、性的なエモーションを呼び起すための手段でもない。自分自身の理想や欲求やあこがれを写し出す鏡なのである>の著者の言葉通...
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posted 2012-02-15 07:10
カイの家
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hiro
久しぶりに、本来の専門分野に関係する本を読んだ。春秋社から出版されている中村明一さんの「倍音」である。中村さんは尺八の演奏者だが、横浜国大の工学部を卒業しているので、音響工学的な内容もたくさん出てくる。尺八独特の音色を作っている非整数次倍音から始まって、日本人の音に対する感覚やコミュニケーション論...
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posted 2012-02-15 03:19
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
とある郊外の団地を舞台に繰り広げられる、7作の連作短篇集です。 ひとつひとつの短篇の登場人物がそれぞれに関連しあい、現代にうごめく市井の生活を、見事に切り開いています。 推理小説を読むように、肩肘張って筋立てを読み解くような姿勢ではなく、「そうなんだ」という軽い気持ちで読み流さないと、作者の意図は分...