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Search results for "#詩"
  • カズオの死

    時多かれ少なかれ 彼は彼なり 枯れてゆく中にも 反骨を散りばめ クタバルを受け入れ 膨らむ腹 穿刺される屈辱 それでも静かに逝く夢 友人にも知らせず 自分の存在を誇張せず 生き絶えることにも 涙を見せぬ意地 幸せになれよ 妻への 愛の言葉は震えて心を焼く 許しあえる夫婦に救われる束の間 逝く夫 残さ...
  • どうしたものか。。。

    さて、どうしたものか 私が考えてもどうしようもないこと しかし、もやもやは解消したい なかったことのように 無理に心を誤魔化そうか いや、そんなことは出来ない だから、今日できることはすべてやった 悔いがないように対処したつもり もういいじゃないか 黒を黒って言ったのだから それに私だけが気になって...
  • ててらてら

    ててらてらてら ててらてら てらてらててら ててらてら てららてらてら てららてら てらてらてらら てららてら らてらてらてて らてらてて らててらてらて らてらてて らてらてららて らてららて ららてらてらて らてららて ててらてらてら ててらてら (リズムをつけて音読してみると面白いですよっ。。...
  • 詩のカタチ

    時間をかけて書く詩なんて 違和感パンパンの風船だ 破れた瞬間を考えると 気分が悪くなってしまう 自分のカタチを 詩にする訳なのだから 心を精一杯に泳がすこと そこに納得する育みと あとはすらすらと書ける 時間さえあればよい 詩はなるべく自然寄りで 自分を育てることなのだから そこに時間を費やす する...
  • 二月が吹けば

    高台のホームに立つ 電車は私の時間を裏切り 冷え込む身体 愚痴を呟く熱では温まる訳がなく 遠い四角を見ようとする 二月に入り風が 存在を強調しながら吹いてくる やっと電車の姿が見えると 俺はちっとも寒くない そんな顔をして ほっとしているのは 誰とコミュニケーションを しているのだろうか たいして強...
  • 海のひと

    止め去りし時のひと 波打つ影を押し流し 平らを願う沖のひと 儚きは美しの浅葱色 燃ゆることなく 天性を纏い揺れる網目 寄せては返す光と影 調節する原始の心 膨らみ萎む気泡の夢 宿命の次にざらつく 滑り込む砂利の音 正直な脈に偽る潮の声 生き絶えし時のひと 重なる美徳の潤い 止め去りし時のひと...
  • 笑っちまった……

    笑っちまったテレビにも飽きて 空しさがカラリンと鳴れば ガソリンを2リッター入れて 近場を二輪でぶっ飛ばすのさ 生き場所もありゃしない 暇つぶしだけのくだらない夜 街を忘れた道がのほほんと続く みんな何処へ行ってしまったんだ あれだけ馬鹿をやっていたのに もう俺だけになっちまったよ シラけた風がくす...
  • チェロ弾き

    君の心はこんなに 冷たくて切なくて哀しくて 時の風にも吹かれぬまま 降り積もるチェロの音だけが そこにいることを示す ビルの谷間に響く 道化師の揺らめく弦 涙の化粧は 嘘をつくのが上手で 立ち止まるひとびとに 視線は合わせず ずっと遠くを見る瞳 過去を膨らます趣向 未来というおとぎ話を消し 白い花を...
  • 雨のレヴェランス

    縦をなぞる雨 風なき空の下では 水たまりにぽつんぽつん 純粋の音を響かせながら お茶目に踊っています 波紋は続き 時計より楽しく時を刻みます いつか君が 両手をひろげていた バレエのレヴェランスを 想い出していました さよならの挨拶だったのですね 君は最後まで微笑んで 雨の中 すっと手を差し出すと ...
  • 汚れた花

    バン バンバン 迂闊に咲いた花なら 笑えばいいだろ バン バンバン 負け犬の花びらなら よだれのかわりに 血を流すだけさ バン バンバン へっへっ バンバン エゲツなく絡まった花なら 笑えばいいだろ バン バンバン 孤独を愛せる本物の花 砕け散る 粉々がお似合いなのさ バン バンバン へっへっ バン...
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