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posted 2011-03-12 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
第一巻の 『荒野 12歳 ぼくのちいさな黒猫ちゃん』 は、中学の入学式に一人で出向く主人公<山野内荒野>で、父親の恋愛小説家<正慶>は締め切り間近の原稿を書いており、母は他界しています。 入学式に出会った<神無月悠也>に恋心を持ちますが、その<悠也>の母<蓉子>が<正慶>の後妻になってしまいます。 ...
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posted 2011-03-09 04:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<池波正太郎>は『鬼平犯科帳』や『剣客商売』などの時代小説でファンも多く、また美食家・映画評論家としても有名ですが、1990(平成2)年5月3日に没して早や20年が過ぎています。 本書は、フランスを訪れた紀行文である『あるシネマディクトの旅』・『続・あるシネマディクトの旅』・『新・シネマディクトの旅...
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posted 2011-03-05 04:35
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公の<しずか>は25歳、妻子ある男性<剛>と別れ、勤めていた会社は倒産したという状況の中、伯母の<渕上>は薬品会社に勤めている<小村栄治>36歳との見合い話を持ちかけてきます。 中途半端な気落ちで<しずか>は<小村>との見合いを行い、何回かのデートの途中、彼は踏切事故で無くなってしまいます。 <...
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posted 2011-03-02 18:25
四季織々〜景望綴
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keimi
『ぬばたま』って、何? 「たま」からは「魂」を連想します。 調べると「檜扇」の実(種)のことでした。 この種は、射干玉と表記して、 漆黒色 をしています。 古の万葉集に枕詞として「ぬばたまの」が登場しています。 これに続くのは「夜」、その他にも「夢、黒、夕、月、妹(いも)」があります。 『ぬばたま』...
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posted 2011-02-28 04:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
時は天正年間、忍者の里として有名な伊賀衆を引き連れる<百地三太夫>と、隣接する<織田信長>の次男<北畠信雄(のぶかつ)>の伊勢衆との戦いを主軸に据えた物語です。 「信雄軍」を壊滅させようと、伊賀衆を束ねる「十二家評定」のメンバー<百地三太夫>や<下山甲斐>は、術策をもってなんとか伊勢衆をおびき寄せて...
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posted 2011-02-27 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
第一作目の『蝕罪』 をスタートに<警視庁失踪課・高城賢吾>シリーズも、前作 『裂壊』 に次いで、本書で六作目になりました。 ある事件で出世の道を閉ざされた三方面分室室長<阿比留真弓>は、庁内営業の意欲もなくなり、失踪課の重鎮<法月大智>警部補の警務課への移動を止めることもできず、失踪課全体に元気がな...
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posted 2011-02-26 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
誤って恋人を死なせてしまった<田中健一>は、7年間服役したあと、父親の元で生活をしています。 ある日<健一>のところに週刊誌の記者が現れ、取材攻撃にさらされます。 加害者家族、被害者家族のそれぞれの立場が、マスコミの扱いによって逆転してしまうという設定は納得できるところですが、ノンフィクション作家と...
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posted 2011-02-25 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
いやぁ~、昆虫好きとしてはわくわくしながら、面白く読み終えれました。 物語の世界は、学名で<ヴェスパ・マンダリニア>と呼ばれる「オオスズメバチ」たちの世界を描いています。 「オオスズメバチ」の戦士<マリア>は、「疾風のマリア」と呼ばれるほど素早い行動で餌を捕獲してきますが、働き蜂としての寿命はわずか...
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posted 2011-02-17 04:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
タイのバンコックを舞台に繰り広げられる、どちらかといううと猟奇物的スリラーですので、好き嫌いが出るかもしれません。 <国分隆史>は恋人の<若槻奈美>を伴ってバンコックに来ていましたが、<奈美>はバックパッカーとして現地に3年も滞在している兄<マモル>を尋ねるべく出向くのですが、途中で誘拐されたのか行...
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posted 2011-02-16 04:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
『仮面警官』に次ぐ、シリーズ2巻目になります『発覚』です。 かっての恋人<真理子>のひき逃げ事件が、神奈川県警の上層部とかかわりがあると知り、警察官になった<南條達也>ですが、交番勤めの地域課から念願の刑事へと池袋警察署での研修が始まりました。 窃盗事件の犯人逮捕に伴い、黒幕が「貝籐組」だとわかり内...