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posted 2019-06-01 22:01
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
小学五年生の時 転校先で楽しみ会があった 土曜日に突然 その日、前の学校の友だち数名と オーメンの映画を見る約束をしていたが そっちへ行くことはできなかった 数ヶ月後、街のお祭りで オーメン派の友だちとばったり アメリカドッグについたケチャップを 思っ切り顔につけられた 確かに俺は謝っていなかった ...
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posted 2019-05-26 18:19
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
自分の社会を雲にして ぷかぷか浮かせ 何のためが遠すぎる場所は 死に近いだろうと 誰も知らない答えを 決めつけアラームが鳴る...
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posted 2019-05-21 14:09
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕の自転車は27段変速 もちろん直角に昇る道路だって スイスイと上って行く 僕の自転車は27段変速 真っ逆さまに降りる道路だって スムーズと下って行く 僕の自転車は27段変速 理屈なんてどこ吹く風になって キラリンと走って行く...
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posted 2019-05-19 05:03
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
夜遅く上りの電車 この車両には誰もいない 僕すらいない気がして 内外を見せるガラス 重なる対面 生きてきた僕が白黒で 色を何処かに忘れてきた その顔は無愛想で コントラストさえ弱く 静かな車両には 鉄の波が聞こえるだけ 確かにあった 盛り上がりのない物語 それでも淡い青を感じては 涙を流したこともあ...
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posted 2019-05-17 20:09
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
高校生の時 話す言葉を失った同級生がいた 「お前の声、気持ち悪い」 と小学生の時に言われて以来ずっと 声を出さないことは 日常生活で支障が大きく かなりのストレスがあっただろう しかし、それ以上に 自分の声は醜いのだから、と 返事ひとつしない 彼は声を取り戻しただろうか……...
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posted 2019-05-16 15:18
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
朝に詩を書く……
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posted 2019-05-16 08:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
言葉がぷかぷかと 浮かんで来たところを 虫取り網を振り回し 飛び跳ね引っ掛かった 鈍間な言葉たちを虫かごに入れ 隣村に住んでいる詩人さんへ 今日の収穫を見せに せっせと歩いて行った 山をひとつ越えるので 足には熊のマメが出来た 熊が身体を引っ張ってくれて 楽に進むことができた 詩人さんは家の前で 大...
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posted 2019-05-14 15:10
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
三十年前の私が 最近、書いている詩を読んだら 何を甘っちょろいこと 言っているんだよ と、笑うだろう 三十年前の私が書いた 詩を思い出して 何を甘っちょろいこと 言っているんだよ と、笑っている 笑いの質は違うけど……...
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posted 2019-05-14 14:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
#家族詩 実家の母に 最近、スマホを使って もらっている アプリは 電話、カメラ、写真、ライン 八十歳を過ぎて初スマホ 使えないと電話がくる あーだのこーだの説明 苦戦しているが 写真が送ってきたり テレビ電話したり なんだかんだ楽しんでいる 今日も花の写真がおはようと 笑ってやってきた...
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posted 2019-05-13 14:53
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕の身体は知っている 君の温かい手を この優しさが 僕の信じるこの世の 絶対的な温度 もし君の手が 冷たくなったら 少し低めだけれども 握ってあげたい 君らしさを 僕はずっと計っていたい...