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posted 2019-06-10 15:08
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
彼女は濡れた傘をタオルで拭き 部屋に朝顔を咲かせたように置く そして蕾む朝顔のように 記憶された折り目に沿ってたたむ 時間を贅沢に優しく使う 彼女の凛としている所以がそこにある...
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posted 2019-06-09 13:24
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
なのにㅤに吹かれ去ってゆく街の かわいい我が子を想えば 揺れている草がさよならして そしてㅤに鳴る汽笛の響きを聞け 何を悲しむことがあろう 故郷は遠ざかるほどに近づいて きらきらㅤちよちよㅤ子の姿 しゅっぽㅤしゅっぽㅤ己の姿 するとㅤに包まれ握った塩むすびの しなやかな妻の指にふれ 涙の沁みたしょっ...
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posted 2019-06-08 20:23
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
はい、では五時間目 音楽の授業は皆さんが 眠らないようにロックの勉強です まず、制服をロックな感じに はいはい、シャツは出して 髪はツンツン立て 腕を突きあげ はいはい、ここは教室ですから 指は立てないように では、今日は特別な先生がっ 僕の好きな先生の カモン、忌野清志郎っ!...
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posted 2019-06-07 08:55
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
母さんはいつもまん丸だ 太っているってことじゃない 四角い所を 丸く掃除するんじゃなくて 今日も仏さんを丸く彫っている そんな姿を見て近所の方が 窓越しに挨拶していくと 丸く笑っている 母さんはいつもまん丸だ...
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posted 2019-06-05 14:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
言葉は音符に見え そして詩は楽譜なり 心の太鼓を叩きながら それぞれの旋律 感情の波に揺られながら どんよりやキラキラが 踊り始める ほらほら言葉が どんどん 遊びだしているでしょ...
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posted 2019-06-04 14:55
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
蕎麦食いねえ ずるずる ああ旨えなあ 役に立つ扇子だ ポンと相づちを打ち 竿になってあんたも釣れる ひろげれば羽 刀になって おぬし出来るな と言ってみたり まあ扇子ってのは 便利な道具さ 扇子使う センスがあればの話し なんだって この落語が落ちてないって お粗末様でした...
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posted 2019-06-04 06:18
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ああ僕、てんとう虫 でんでん虫じゃなくてごめんね えっ、謝らなくてもいいって 僕の声が聞こえるんだね でも、紫陽花の色に紛れて 僕のこと見えないでしょ えっ、めちゃ見えているって それに黒いって そうか、僕は目が悪いから じゃあ、君の顔に隠れるよ ほら、君のほくろ えっ、擽ったいって...
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posted 2019-06-03 19:38
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
俺の過去と未来が今の詩になって 泣くよ笑うよ踊るよ タラッタ、カツカツ、コンコンコン ここでノリにのって、ほらっ 抵抗らを弾き飛ばし 激しく言葉は白に黒で跳ねるよ踊るよ タラッタ、カツカツ、コンコンコン ああ、もっともっとだ、もっと荒々しく タラッタ、カツカツ、コンコンコン...
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posted 2019-06-01 22:01
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
小学五年生の時 転校先で楽しみ会があった 土曜日に突然 その日、前の学校の友だち数名と オーメンの映画を見る約束をしていたが そっちへ行くことはできなかった 数ヶ月後、街のお祭りで オーメン派の友だちとばったり アメリカドッグについたケチャップを 思っ切り顔につけられた 確かに俺は謝っていなかった ...
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posted 2019-05-26 18:19
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
自分の社会を雲にして ぷかぷか浮かせ 何のためが遠すぎる場所は 死に近いだろうと 誰も知らない答えを 決めつけアラームが鳴る...