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posted 2019-09-01 10:21
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ひとりでは たいしたことはなく たいしたことのないを 知りつつも燃やしていく それしかなくて それがあればを垂らし ひとりのちりちりにも 微笑んでいたい そして ひとりのちりちりが ふたつになり、みっつになり それぞれの ひとりが集まれば こんなに心強いことはない ひとりでは たいしたことはなく た...
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posted 2019-08-25 14:32
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
嫌いな人がいる 許せない人がいる ジョンレノンの イマジンのような世界感を どうしたら持てるだろう 今のところ 少し距離を置いたり 同じ土俵に立たないとか 姑息なところで治める 人間だもん? 人間とは を考えてみる...
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posted 2019-08-19 08:57
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
頬の汗を手で拭い 刺さっている鉄片に触る サンダーで削れば弧を描く火花 押し付けた力に手が痺れ 缶コーヒーの中身が揺れていた 腰巻を斜めに付け ハンマー、ペンチ、ドライバー 最初はそれがカッコいいと感じていた 室内での工事 電気屋が座り込み昼メシを食っている 俺はひとりゴンドラの棚を組み立て続けた ...
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posted 2019-08-16 03:17
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
詩作
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posted 2019-08-14 06:13
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
流れる風 踊る少女の 指さきは 今を撫で 丸い感情 好きを抜け 愛を抜け ナチュラルへ 膨らむ大地 踊る少女の んの字の足は 今を蹴り 飛ぶ感情 好きを抜け 愛を抜け ナチュラルへ...
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posted 2019-08-09 19:10
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
家の前は砂利道 滑りながら躓きながら 膝は瘡蓋だらけで 走り回った 石を拾って その個性を眺めては 気にいった石を綺麗に洗い 家のブロック塀に並べ 雨が降り 水たまりができれば わざと水を蹴飛ばして 遊び場の道があった 砂利道は舗装され 今は車が偉そうに走る...
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posted 2019-08-08 15:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
モノに魂は宿る 無念だった叫びは 一本柱の鳥居に託され 悲惨さを伝えるため 人々に守られながら 今でも言葉を発している 私たちは手を合わせ 過去に未来に祈る 消さない消えない 哀れで辛いことだが 平和の反対側 一本柱を階段の下から 私たちは考え思い祈り続ける...
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posted 2019-08-06 14:59
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
君は言葉を持たぬ姿 だけど 勇気が伝わってくる 君は太陽だから 僕に陰をつくり守ってくれる まっすぐに少し首を傾げ 今日も おはよう と葉っぱで手を振って 言葉を持たなくとも 君は僕の太陽 夏の応援隊長なのさ...
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posted 2019-08-05 08:02
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕はもらった 生まれた時に空っぽの箱 いろんな気持ちを詰めながら 箱もどんどん大きくなった 叩かれて凹んだり 抱きつかれて凹んだり 泣き付かれ濡れたりして 心のようにカタチが変わった 僕はこの先 どんな箱になって 何処へ配達されるのだろう...
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posted 2019-08-04 04:13
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
何発も打ち上げられる花火 散った後の白い煙 しばらく黒い空に浮かび流れ 天へ召されたように消える 今年も派手に花火が打ち上がり 俺は腕を組み冷たく見ている 周りで拍手が湧く 確かに綺麗で爽快な広がりだ どんな気持ちでひとは この花火を見ているのだろう ふと ひとを横目で見ている 瞳が断続的に光り 嬉...