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posted 2020-02-16 05:14
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
詩には ギターもなく ドラムもなく ベースもなく 裸で素を晒している ノリの悪いジャンルを やっているのは 自己満だけじゃないし それにピエロを 気取っているわけじゃない このひとりが めちゃカッコいいからさ 詩にはひとりの度胸が試される...
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posted 2020-02-15 21:08
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
あなたは強くて 負けないひとだった だけど弱音を吐くことを知らず 疲れてしまったのね 今は遠くを見ているばかりで あなたは誰になってしまったの それともずっと芝居をしていたの ねえ答えてよ 海の向こうに何を見ているの 私はとなりにいるよ ずっとずっとあなたを見ているから わかったことがあるの 私は弱...
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posted 2020-02-15 21:04
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
だったの涙 さよなら そんな言葉は知らない だって聞きたくないんだから いつの日か そんな言葉は辛すぎてしまう 会えないのだから 歌うひとだったから 私は勇気もらえた だから言いたいことがあるんだ 泣かないで そんな言葉は言わないで もっと涙がこぼれてしまうから ありがとう その言葉は私に言わせてよ...
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posted 2020-02-13 07:05
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
へとへとになるまで働き 今日という日を詩にして 死んだように寝れる幸せ こんなラッキーを 有難くいただいて歳をとる ひとの顔色も自分の顔色も気にせず 大切だと思う一本道を歩き 時には走って息が切れ躓いて怪我をしても この身体で進める喜びと大きな空 今日も行く明日も行く明後日も行く...
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posted 2020-02-09 06:05
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
惑わされてはいけない 自分の景色を他人の色に染めてはいけない 表現することは評価を得ようとすることでなく 自分の中にある間違いのない言葉を探し ひとつの感性を露骨に複写していくことだ 誰でもいい自分なら自分は誰でもいいのだから 人間も社会も宇宙も捨ててただ自分が書くために...
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posted 2020-01-25 00:33
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
霧の森にいる 突然、彼女は鬼ごっこをしようと言った 足の遅い僕はすぐに捕まってしまう だから鬼をやることにした くすくす笑いながら彼女は逃げてゆく 息を切らし頑張ってみるが 触れることはできないようだ うつむき息を整え顔を上げたら 彼女は視界から消えていた 目先の小枝が揺れている 気配は遠くへ行って...
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posted 2020-01-23 03:04
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
さらさら重なり ここはどこのあそこ 光は私に反射すればするほど ここはどこのあそこ 静けさに耳を傾けてみると 未知に身体をピクリとさせては 白い呼吸の詩に変えてゆく この静けさは誰が聴く この冷たい切なさは誰が聴く ひとりの景色は 便りの種になり春を待つ たらたら解ける ここはどこのあそこ 雨は自分...
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posted 2020-01-12 06:20
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
思ったより 細くて柔らかい腕に 君を守ってあげなくては と、気づいた気持ちに 僕は驚いています 恋とは違う感情があって 鏡を覗いて見ても まだ僕の顔は頼りなく 愛という言葉は映りません だけど 僕の心より君という初めてに 生きる意味を知りました...
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posted 2020-01-11 08:56
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
砂糖入れる? わたし 甘党だから三杯で 新築祝いに来てくれた 友だちにコーヒーを入れた どうぞ ブッファッーーー とゴジラが火を吐くように コーヒーが飛んだ どうしたの? と訊くとコーヒーカップを渡された そして私も コーヒーをおもっきり吹き出した ………汚れた新築祝いに笑う...
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posted 2020-01-11 08:55
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
息子と公園で遊んでいた 公園内をスクーターで乗り回すヤンキー ひとりのお父さんがそのヤンキーに近寄る ヤンキーの足をはらい倒す このお父さん どんだけケンカしてきたんだろう 百戦錬磨の強さだった 110番され ヤンキーは逃げ お巡りさんに囲まれるお父さん ヤンキーを追いかけろよ...