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posted 2018-01-07 21:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
玄関を開け 疎らに落ちる冬の雨を 感じて行くよ 明日を忘れようとして 明日は浮かんでくるけれど 変えられそうもない色を 上塗りする納得を探し 答えは拾えそうで拾えない 答えは拾えないようで拾えそう 公園の雨やどり 屋根のあるベンチ 左手はぶら下がったまま iPadは膝の上 右手は軽やかなリズム 詩を...
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posted 2018-01-04 05:26
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
奪われぬモノ
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posted 2018-01-01 22:09
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕は未だ言葉を 土に埋め続けています 最初は言いたいことを 埋め込んでいました だけど 自分の言葉にも酔えなくなって 寂しいだの虚しいだの 辛い時期もありましたが 言葉を土には埋め続けました 花咲かせ空を見ようと 頑張った時期もありましたが 気が付いたのです 僕はもう咲くことに 興味がなくなっていま...
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posted 2018-01-01 09:34
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
生きている限り 負けてはいない人生 生きていることは それだけで すでに負けていない そして 勝ちのない人生を 当たり前のように生きる 苦しいと叫ぶのは 恥ずかしいことではないし 負けているわけでもないし 迷惑をかけているなんて 思わなくてもいい まずは生きていることだ 生きていれば負けていない そ...
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posted 2018-01-01 03:22
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
新年早々 腕に痛み痺れが走る 今年は闘う一年になるだろう 四年前と同じ症状 違うのは右手が左手になった また頸の神経が潰れている 去年は駆け抜けた 誰かが手を抜いたと言っても 俺のベストは尽くしたんだ もう結果ではない世界で生きよう 捨てなくてはいけない 日常があっても怯まずに 進まなくていけない生...
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posted 2017-12-28 04:04
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
歯がカツカツ鳴って 自転車を漕ぐガイコツ ネイビーな夢に映えながら イエッエーイエッエー ねえ私の部屋まで迎えに イカレポンチを歌うから 荷台に乗せて欲しいの ポロリンポロリン 響くでしょ骨しかないから きっとゴキゲンなパッピー 凍えた朝を越えたら ケラケラと笑い出して フォッケラーフォッケラー ね...
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posted 2017-12-26 14:01
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
北の方から 低気圧オヤジはやって来る ギャグ風(ふう)に乗って 平気な顔をして 冷たい風をひとにあてる 寒すぎて今朝もヒエッー山 なんなんだ あの言い切った感ある微笑みは ああ寒い とっても寒い ほんとにほんとに寒い 上司の寒いギャグに 今朝もフリーズ気味だ...
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posted 2017-12-25 13:22
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
愛着があり忘れない詩 すぐにでも忘れたい詩があり どちらも自分のカタチから 表現されているのに えこひいきをしてしまう不思議 詩の投稿をしたのなら 伝わって欲しい気持ちがあり 伝わらないで欲しい気持ちも隠れている 詩をいいように扱っているわたし それでも詩は文句を言うこともなく 表現させてくれるから...
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posted 2017-12-25 13:16
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
すみませんと言っては すみませんと あまり思っていないのでは どれだけ自分を誤魔化して 生きて行けるんだ俺は 堂々とすれば良いのに すみませんと言っている 楽(らく)だから すみません 相手を傷つけないつもりで すみません なるべく何事もなかったように すみません 自分に自信がないから すみません ...
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posted 2017-12-24 13:35
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
彼は高校一年から大学四年まで アルバイトを続け 親からお小遣いをもらっていなかった 最近、パソコンを購入し 財布の中は小銭だけ 何年ぶりだろう 父親に五千円貸してくれと言うと 返さなくていいぞ、と小遣いをもらう そんな時に限って 悪いことは起きてしまうのだ 彼がアルバイト先の控え室にカバンを置き フ...