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posted 2010-05-20 05:30
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
第一作目の 『京都 大文字送り火 恩讐の殺意』 に始まり、<名探偵・星井裕の事件簿>シリーズとして、本書で八作目になります。 写真家の<星井裕>は、今回は『ルネッサンス・ジャパン』の龍馬特集ということで「龍馬逍遥」という舞台で人気役者の<中村龍之介>をモデルとして写真撮影の仕事をこなしていましたが、...
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みんな同じことを言うなあ!と最近出会う人、触れる本、自分の潜在意識というか感じる部分があちこちでクロスする錯覚を覚えました。 面白く一挙に読めるお勧め本です。 今回日本から出張で初めて会った友人の友人に頼んで持ってきてもらった本です。騙されろというか読めという波動だったのでしょうか?...
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posted 2010-05-18 05:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
棗市にある扇町商店街の一角にある蒼林堂古書店はミステリー本専門の古書店です。 店主は<林雅賀>39歳です。官公庁に10年以上勤務しながら、ミステリー関係のライターをしている副業がばれて辞職、古書店を始めました。 ネットでの販売が主で、細長い店の奥には4人だけの喫茶コーナーがあります。 100円以上の...
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posted 2010-05-17 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公は、29歳のフランス語の翻訳者<小林弘美>です。元彼の<新藤幹久>と結婚した親友の<由嘉里>が自殺、その後届いた葉書の文面から自殺とは信じられず、<幹久>の姉<容子>が関与していることを突き止めます。 <容子>は、夫<幹久>の素行調査を頼んだ悪徳調査事務所の強請に合っており、お金絡みで<由嘉里...
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posted 2010-05-16 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書には、表題作を含む7つの短篇が納められています。 単行本として刊行されたのは1994(平成6)年ですが、江戸時代を舞台とする物語は、どの作品も色あせることなく、市井に生きる庶民の生き様として心に響いてきます。 表題作の『その夜の雪』は、著者の<慶次郎縁側日記>シリーズに登場する「仏」と呼ばれる人...
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posted 2010-05-14 05:34
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者の職業は精神科医で、特定の宗教を持っておらず、またどちらかといううと宗教に関心を持つこともありませんでしたので信仰心もなく、タイトルとして「あそび」という言葉を使用されていますが、やはり一精神科医としての目線をくずすことなく、遍路旅を続けられた記録として面白く読み終えれました。 88か所を休みを...
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起業よりも実際の具現化することは大変です。ある程度年齢がいくと経験が邪魔することもあります。 最近思うのが潜在意識。高校生のときでした。2週間の観光旅行でSan Diegoを訪れ、すごいカルチャーショックを受けました。帰りの飛行機の窓から遠ざかるLAの街並みを見ながら、自分は大学生になったらアメリカ...
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posted 2010-05-08 07:08
四季織々〜景望綴
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keimi
『草原の風の詩』 佐和 みずえ (著) 西村書店 内容(「BOOK」データベースより) 明治三六年(一九〇三年)、若き女性、夙子は王宮に学校を設立するためひとり大陸へ渡り、未知の世界へ飛びこんだ。そして、与えられたもうひとつの使命…。女子教育に尽力した河原操子の史実にもとづく歴史小説。 ターキーさ...
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posted 2010-05-08 05:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
夫<隆>と世界一周のヨットの旅に出た<清子>は、暴風雨に会い、無人島に流れ着くところから物語は始まります。 当初は夫婦二人きりの生活でしたが、やがて日本の若者21人が島に流れ着き、女性は46歳の<清子>一人という共同生活が始まりますが、夫<隆>は亡くなります。 日本人だけでの生活でしたが、ホンコンと...
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posted 2010-04-29 05:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は2部構成で、第一部は『小説すばる』に掲載された7話からなり、第二部は文庫本のために書き下ろされています。 第一部では、福岡を拠点とするヤクザの<馬場組>が、フロント企業として<倶利伽羅紋々スタッフサービス>を立ち上げ、読者に目的がわからないまま零細旅行会社社長<飯田>、旅館<武富>の主人<芦野...