ボンビーでもしあわせのカタチはあります

（イメージ画像　こんな立派な施設ではありません）

私事ですが、癌の確率６０％ということで、検査入院をしたバタバタしていました。結果は「異常なし」という顛末でしたが、返事が遅れました。

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桜ばな　いのち一ぱい　咲くからに
　　　　　生命（いのち）をかけて　わが眺めけり　　 （岡本かの子）

　盃に桜の花びらが舞い落ちて、風流を味わう「漢詩」がないかなと思って調べましたが、見つかりませんでした。こんなシチュエーションは、漢詩に沢山ありそうなものですが。 「桜の花は、短い一生を全力で輝きながら過ごす。この一瞬の美しさを愛で 喜びと哀しみを受け入れる。自分の命が、この地球上でただ一度きりの奇跡であることを思うと、心から感謝の気持ちが湧き上がる」

ボンビー父さんちは、たまご1個に、醬油をたっぷり入れて、きょうだい３人で分けて食べた。

こどものころから、「貧乏」は常に近くにあった。

物のない時代、「貧乏」はいつも身近な存在だった。

いつしか貧乏という言葉は優しい響きを帯び、温かく包んでくれる存在となっていった――。

誰しもが生きることに必死だった昭和という時代。

貧乏とは珍しいものでも、苦しみを与えるものでもなかった。 「明るくボンビー生活、お金で買えないしあわせ感」はあります。

しかし「貧困」は、肯定できません。

認知症の母親。施設で暮らしています。

焦点が定まりませんが、遠くを見ています。

車いすに乗っているだけでありがたいです。ベッドに放置されるのではなく、服をちゃんと着せてもらって、口腔洗浄・食事・お風呂・爪切り・散髪・健康チェック・おやつタイム・体操・レクレーション・灌仏会、花見などの行事で充実した毎日です。

親は生きているだけでありがたい存在です。

施設の職員の皆さんの献身的なお世話に感謝しています。気持ちを伝えたいので文章にしてください。 これを読んで、気が楽になりました。

アンドロイドえりかさんの文章、上記の絵も描いてもらいました。