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岩魚太郎の何でも歳時記

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企業の消滅・・・

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関連ブログ うちくら氏 「リーダーとわ」-04-04 12:50|

1.通信関係の二部上場「K社」 私の30数年来のお得意様である。

2.最盛期は付加価値で(総生産額から原材料費と機械設備などの減価償却分
  を差し引いた金額)で月間五千万円、材料費を含めると、実質的に二億の
  仕事を受注していた。

3.景気の悪化で、一流電機メーカ「F社」の傘下になって社長が「F社」から
  来た。

4.さらに経営が悪化、「F社」は外資系の「P社」と言う会社にK社を売却し
  た。

5.一年後「K社」の広大な土地は売却され、「P社」は日本の「L社」に「K
  社」を売却し「K社」は「L社」子会社となった。

6.K社の主力製品は「携帯電話」である。さらに経営は悪化した。

7.「L社」は、携帯電話修理部門と一部開発部門を残し、製造部門すべてを「M
  社」丸投げし60名の整理を実施して、製造部門を全廃した。

8.2009.04.30 「K社」は、「L社」関連会社として従業員数はずか40名
  の中小企業に転落した。

9.これからの業務「携帯電話機の修理」は、一年後には消滅する。L社の戦
  略は、不採算部門の丸投げと、修理部門の自然消滅で、買った「K社」の
  解体であった。


そして東証二部上場であった「K社」は、平成21年4月30日に消滅する。
かくして「K社」にたいして30年間に亘る私の営業活動も終止符がうたれる。
30年前、私の会社の担当だって「Y氏」は当時20歳、現在は製造部長の50歳。
発注元の責任者である。
その「Y氏」も60名の解雇組の中に入っていた。
 
その班の成績は担当課長の責任
その課の責任は担当部長の責任
その部の責任は担当役員の責任
会社全体の責任は代表取締役の責任
会社はTOPの資質で決まる。
 
部下は上司を選べない。
それだけにTOPは、TOPたる資質を要求されます。

悲劇的な現実である。
#ブログ

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うちくら
Commented by 内倉憲一
Posted at 2009-04-12 20:59

このサイクルは止めることができなかったのでしょうね。その中に入ってしまった社員や中間何離職の方々には最低の結果になってしまったようですね。


大企業にしてみれば下請けはもちろん子会社、孫会社も最悪は切り捨てるつもりで経営をすることが当たりまえのようになっています。企業責任は社会貢献の前に自社社員・関連会社社員だと思うのですが・・・残念です。

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岩魚太郎
Commented by 岩魚太郎
Posted at 2009-04-13 07:44

崖から転がり落ちるとは、正にこのことですね。


このサイクルのはじまりは、経営悪化の危機を自力で克服出来なかったリーダの資質にあると思われます。

自力で克服出来なかた経営者としての力量不足が「K社」の傘下に走らせ、又傘下を求めた企業の選択をも誤ったのだと思います。

この悪サイクルのすべての根源は、「K社」代表取締役の社長にあったと思います。

教訓
自分の上司が信頼と尊敬に値しない会社はさっさと辞すべき。

うちくら社長殿
この小生の見解をどうご覧になりますか?

是非コメントを頂ければ幸甚です。

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うちくら
Commented by 内倉憲一
Posted at 2009-04-13 18:11

社員にはいつでも会社を選べるという選択があります。もちろん選択をするためには自分に価値を付ける必要があります。価値を持った人は選択をする権利があると言うことで、岩魚太郎さんの意見に賛成です。

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岩魚太郎
Commented by 岩魚太郎
Posted at 2009-04-14 00:01

早速のコメントのコメント有り難うございました。


私はの現役は、唯一「K社」の営業、携帯電話機の、基板作りの受注を月間500万円〜1.000万円を受けていましたが、それも完全に消滅しました。
愚痴になりましたが、小生この3月で72歳、完全に年金生活に突入です。
しかしまあ、この道は誰でも歩く道ですから悲観はしていません。

このブログを利用そして楽しくお友達とコミニケーションをとらして頂きます。

マッカサーの名言に「老兵は消え去るのみ」と言う言葉がありますが、それにしても「K社」に似たような例は五万とあります。

アメリカのBIG3をはじめ、経営者の資質が問われる時代です。
アメリカ発の世界不況・・・この先どっうなっていくんでしようね〜。

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Toshiaki Nomura
Commented by Toshiaki Nomura
Posted at 2009-04-13 00:23

非情のサイクルというのかなぁ・・・。


しかし大企業というのはなんとも考えさせられる存在ですね。
しかし、会社のトップで社員の天国地獄が決まるんだから怖い・・・。

上に立つということに、
ほんとに責任を感じてやってる社長ってどのくらいいるんだろう・・・。

GMだのなんだののを見てると考えさせられる・・・。

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岩魚太郎
Commented by 岩魚太郎
Posted at 2009-04-13 14:01

企業と言う組織の中にいったん組み込まれ人は、上司と資質が合わない、尊敬出来ない、と解っていても、自分が組み込まれている組織ら離脱するのは、勇気がないと出気ないことだと思います。 


せいぜい赤提灯で上司の悪口を言ってお茶を濁すくらいです。

企業として社会的に責任を自覚して経営している人は多いとは思います??

がしかし

日本の大銀行も、自ら招いた経営危機に、国が40兆円もの税金を投入して誰も責任はとらない。

役所もしかりです。

「責任」と言う言葉が、徐々に死語になっていく世の中なんですかね〜。

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うちくら
Commented by 内倉憲一
Posted at 2009-04-13 01:03

アメリカの不良債権をアメリカという名前だけで買った世界経済・・・アメリカ神話が終わるのかも知れません。

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