キリンビールの命名元 『麒麟の像』
Jan
18
『麒麟(きりん)像』 (県指定文化財)
麒麟は中国の瑞獣(ずいじゅう)思想上の動物で、聖人が現れて王道が行なわれる時に出現すると伝えられ、
菅公御聖徳をたたえたものといえます。
嘉永五年(1852)年に奉納されました。
実は、この麒麟が太宰府天満宮の聖域の境界線、すなわち 「結界」 になっており、
麒麟の胸から本殿側が聖なる領域なのです。
また、この麒麟にはおもしろいエピソードがあります。
長崎のグラバー邸で有名なグラバー氏がこの麒麟像をこよなく愛され、
数回に渡って太宰府天満宮を訪れては麒麟の像を鑑賞していたそうです。
グラバー氏は、友人が設立したビール会社を引き受けましたが、 その時名前を 「キリンビール」 に変えたそうです。
東洋ならではの霊獣 ”麒麟” にちなんでつけた、それが今のキリンビールになったとのことです。
麒麟は、オスを 「麒」、メスを 「麟」 といいます。
体は鹿、尾は牛、蹄は馬という独特の外見を、良い政治が行われる前兆として出現されると言われています。
中国で孔子が生まれる際に母親の夢にも出てきたとさえ言われているほど神聖な動物です。
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Posted at 2012-01-17 09:24
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Posted at 2012-01-17 09:25
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