神戸・北野の異人館街のレストラン「グラシアニ」(旧グラシアニ邸)が全焼した火災から14日で1カ月。
生田署は、放火とみて捜査しており、近隣住民からは不安の声もあがっている。
一方、市伝統的建造物に認定されていた異人館として市民や観光客らに親しまれていた、
旧グラシアニ邸のかつての姿を取り戻すため、所有者や市は建物の再建に向けて動き始めた。
火災は2月14日午前5時半ごろに出火、木造2階建てを全焼した。
建物1階北西側の外壁が激しく燃え、室外から出火したとみられる。
現在も建物は外壁部分が焼け残り、崩落した天井や割れた窓ガラスを見ることができる。
◆市と協議始める
一方、旧グラシアニ邸を所有、レストランを運営する 「平川商事」(大阪府八尾市) は、
建物の再建に向けて市と協議を始めた。
火災の発生以降、同社には、利用客から励ましのメールや営業再開を望む声が多く寄せられているといい、
担当者は 「できるだけ早く建物を復元し、営業を再開したい」 と話している。
市は 「旧グラシアニ邸は北野の景観を象徴する伝統的建造物のひとつ。焼け残った部材を活用し、
文化財としての価値を残すことも提案したい」 と説明している。
=3/14・サンケイニュースより抜粋=
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