『別府ざぼん漬』 は別府の元祖的なお菓子で、お土産として人気があります。 ザボンの原産地は、東南アジアや中国方面です。 江戸時代に中国の通商船船長・謝文旦(シャブンタン)が嵐で遭難した時に鹿児島の漁師から助けられ、 そのもてなしに感謝して積み荷のザボンを差し出したのが初めて日本に入ってきた瞬間でした。 食べ方と皮の砂糖付けを伝授された漁師が、庭先にその種をまいて育てたのが、現在に至っています。 それを明治初めに別府の菓子職人がご馳走になったのがキッカケで、別府名物になったのです。 ちなみにザボンという名は、 別府では謝文旦の頭部分をとって 「ザボン」、鹿児島では後部分をとって 「ボンタン」 と呼ばれています。 【ざぼん漬の由来】 珍菓 「ざぼん漬」 は口説によれば支那福州の人、謝文旦が安政元年暴風雨に遭い九州に難を避けた時 そのお礼として朱楽(中味の赤いもの)、又は白楽(中味の白いもの)を贈られ、その製法も共に伝授されたもので、 これを 「ざぼん漬」 又は 「文旦漬」 と呼ばれ現在に至ってます。