住吉地区の7基目、最後の宮出は “山田區のだんじり” です。
山田區は、住吉地区の阪急線より北側に細長く六甲山まで続いています。
(住吉山手2~9丁目、住吉本町3丁目の一部、鴨子ヶ原1・2丁目、3丁目の一部)
白鶴美術館や旧・神戸大付属小学校、赤塚山公園、それに本住吉神社奥宮がある地域です。
この地域にも、「山田區民会館」 があります。
【だんじりの種類】
大きく分けると、上だんじりと呼ばれる、神戸・大阪・堺型や、下だんじりと呼ばれる岸和田型に分けられます。
【神戸型だんじりの特徴は?】
コマが泥台と呼ばれる、だんじり本体の外側にある、外コマ仕様になっているのが大きな特徴です。
※勾欄(こうらん)とよばれる部分が、刎勾欄(はねこうらん)になっており、
前部の勾欄が引き出され、舞台になるのも大きな特徴です。
(※勾欄とは、だんじりの台座につけた欄干のことを言う)
【山田區はコマが違う!】
山田地区は坂道が多いため、ツクゴマと呼ばれるコマに松の木を植え込み、藤の蔓(つる)で固定したコマを使う。
鉄輪を巻いた鉄ゴマに比べ、坂道を下る時などだんじりの速度を抑え、横に滑る事も抑えてくれます。
(注)ツグゴマは、山田地区町内を巡行する時だけに使用します。
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