大分市は18日、JR大分駅の府内中央口広場にあるフランシスコ・ザビエルのブロンズ像を交換すると発表した。
制作者から 「仕上がりに違和感がある」 と交換の申し出があったという。
交換に伴う費用は制作者が全額負担する。
ザビエル像(高さ2・3メートル、幅1・7メートル)を制作したのは彫刻家の雨宮透氏(72)=山形市。市が今年3月、
同広場のオープンに合わせて設置。大友宗麟像と並び、南蛮文化をテーマとした広場のシンボルとなっている。
雨宮氏は既存の像の鋳型を基に新しい作品を作り直し、今月1日に市に交換を申し入れた。
19日夜に像の交換作業をする。
雨宮氏は取材に「作った者だけが分かる違和感としか言いようがない。(新像は)全身全霊で制作し、
自分にできる最高の作品になった。市民の皆さんにも満足いただけると思う」と話した。
長野保幸都市計画部長は「極めて珍しいケースだが、雨宮氏の思いをくんだ判断」としている。
※この記事は、12月19日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。
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