白馬岳遭難で思うこと(2)

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昨日のTVのニュースで、救助された方や、途中ですれ違った
方ののインタビューも見て驚いた。

救助された方の話に「手袋」をしていなかったと・・・・
これはこの時期の山をまるで知らないと言える。
途中ですれ違った方も「軽装備」で、テント等は持って
いる装備では無かったと。

GWの頃はメイストームと呼ばれ、海や山は荒れる。
最近は気象予報が発達し、間隙をぬっての山行きが
可能だが、昔はこの時期には要注意と教えられた。

低山は新緑に溢れ、初夏を思わせるが、3000m級は
まだ冬の状態である、残雪があり地表温度は低く
日光がなければたちまち冷え込んでくる。

この日光がクセモノで、運動能力が向上して連続して
歩行が可能な場合、このクラスの山でも日差しが
あると暑く感じ、Tシャツで可能な状態になってしまう。

山での移動、特に山小屋泊まりの場合は装備の
なかでテントや食事関係のモノが軽減出来る。
軽ければ疲労が少なく移動距離が伸びる。

しかし、絶対に省いていけないのは防寒装備で
天候の急変に備えての耐寒機材、及び緊急
避難のためのテント(ツエルト)は必携である。

残念ながら今回遭難した方々はこれをお持ちに
なっていなかったようである。
これは九州という環境も大きく影響している。
九州には2000mを越す山がなく、緯度も
南にあるため、この手の装備の必要を感じにくい。

写真は超軽量のダウンジャケット、手袋、ツエルト
今回、この3点を全員が所持していれば結果は違った
ものになっていると思われる。

※幸い私はこのツエルトのお世話になった事は
一度も無い、生涯一度もお世話になりたくないが
このGW中は毎回持参している。
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あの黄色いのがテントですか?
食卓にかぶせる山型のハエよけのようなものに似てるアレですか?
こんなに小さいんですね。\(◎o◎)/!
これなら携行するのに便利なのに…
Posted at 2012-05-06 15:59

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これが個人用テントです。
昨日、彼等の遺留品が回収されましたが、このツエルトは全員で一張りだけだったようです。※これは最大で二人用です
Posted at 2012-05-08 00:14

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