本当にラッキー

まだまだ、ル・マンネタ引っ張りますよ!

あっしがフランスから帰る日の24日、その前数日からテレビのニュース番組では感染症の数が増えてる話はかりやっていた。

そして記憶が正しければ、24~25日辺りに感染者数ぐんぐん上がって、今じゃ外出禁止令。
これ、もしタイミング悪ければ、あっしらレンヌなんて行ってる場合じゃ無かったかも知れないし、帰国だって何かしらの障害が出た可能性がある。
ましてや、ル・マン24レース自体が開催出来ていたかどうか。

自分が罹患するリスクも更に上がる訳で。
実際、ただでさえル・マン出場のポルシェチームからは陽性者出て、次のレース出場出来なかった人達居るから。

人生は、タイミングで色々と乗る反るあるけど、今回ほどラッキーを肌で感じるのは、そうそう無いだろうな。

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手前味噌だけど

ブレンダーとして、店の珈琲豆をブレンドしてるんすけど。
異業種とは言え・・・レース屋なりの拘りは、結構あるんすよ。

お客さんにコーヒー出した時に、ひとくちふくんだ瞬間思わず「あ、美味しい」と小さく呟く人がいたり、「もう一杯、同じの頂戴」なんて言われると、何だかやっぱり嬉しいっすよ。

ブレンドに必要な感覚センサーは中国茶の目利きで鍛えてきたお陰なんす。
芸は身を助く・・
なんて言葉があるけど、本当に今年に入ってから、本業のレース屋にしても店の運営にしても、芸と周りのみんなに助けてもらってるなあ。

いいヒト達にマジで恵まれてるよなぁ。
しみじみ感じるっすよ。

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約1週間ぶりに帰投

何だか知らんが、先週末はお上からの封印が解けると共に、ダッシュで仙台に向かい、チームと合流したものの・・・
豪雨のなか予選がキャンセルになったり・・・。

色んな事が起こるなぁ。耐久。

レース終わったら東京へ移動、馴染みのレース関係者と半年ぶりの再開を果たして、有楽町で待ち合わせ、銀座でただひたすら喋り、歩く、という・・・。
「有楽町で逢いましょう」からの、まさに「銀ブラ」!!
・・・だよね?これって??(笑)

昨日は2輪レースの国際ライダーやってる友人と、1年以上振り?に再開。
どういう展開か上野動物園をブラブラ。「上ブラ」だよっ!!(笑)
上野で「昼飯」兼「祝再会」兼「ル・マン24時間お祝い前哨戦」
本格中国料理で羊肉の美味さとビールの最高の出会いだよっ!これ。
飲んで飲んで、飲んで飲んだ空き瓶が、ボーリングのピンみたいになってたな。

夕刻から「ル・マン24時間レース初出場・完走祝いの会(本番)」に出席。
往年の大大先輩方と共に、主役のY氏を交えて、これまた飲んで飲んで・・(笑)
懇意にして下さる伝説的な往年レーサーに「今日は飲むぞ!」と言われ・・・
「は、はい!勿論です!!」
そんなやり取りがとっても楽しくて、嬉しくて・・・・

そのあとあっしが「もう一軒行きましょうよ」と誘ったけど、「もう俺はダメだ・・」と言って、千鳥で帰って行かれたのが心から笑えた。
普段あんなとこ見たことなかったから。
嗚呼、先輩、、本当に自分の事のように完走したことが嬉しかったんだなぁ!
オメデトウの挨拶をする時も、涙が込み上げてまともに喋れなかったし。

みんな、70歳も越えると涙脆くなる・・なんて言ってたけど。
あっしもまた、あの大変だったル・マン24時間を思い出し、そして、自分の事のように嗚咽して喜んでいる素晴らしい男たちを見て、またこっちも涙しちゃうんだよ。

やっぱりね、レースするのも食事するのも「誰と」これが一番大切!
そして、帰り際に〆の乾杯を国際ライダーと共に、もう一度。

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ル・マン24時間レース完走祝い

銀座にて、先日のル・マン完走祝いに参加させていただいたっすよ。

日本のレース業界黎明期から、現在までご活躍の大大大先輩方と共に、一緒に時間を過ごせてこれ以上の幸せは無いっす!

でも、この会の中で実際にル・マンで同じ時間を過ごせたのは、あっしを含めて限られた人間だけだからな!!間違いなく!!
これは、後生に至るまで自慢っすよ!

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あはは、何だこれ(笑)

本物はこっち(笑)
レース後に仙台SUGOから水戸へ移動、水戸駅前で一泊。
泥のように寝て、今朝は東京へ。

水戸駅のホームにて。

①あ、電車だ!
②あれれ~、、?
③何か変だぞ??
④うをっ、電車がホームに埋まっている!
⑤ち、ちがう、販売車輌だ
⑥いや、ちがう、コンビニだ!!

これに乗車しても、何処にも辿り着けない(涙)

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スーパー耐久 3時間レース @ SUGO

仙台といえば、牛タン。
…とはいえ…実は牛タンより赤身が好きなので、なかなか店で自分から頼まないっすよ。

たまたま弁当で牛タン弁当貰ったから、これで良いや!ちょうど良い!

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厄明け

やっとお上から解放された!
ので、いまSUGOです。
仙台の。

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ぐぅぅ…(涙)

気持ち悪い…
なんでこんなに揺れるんだ…

タダ酒でも飲んで愉快に過ごす予定が、とてもじゃないがアルコホールなんか、、
とんでもない!!(涙)

飲むのは、常備の乗り物酔い止め薬のみ…
トホホ…
マジ気持ち悪い…

あと30分ほど安静にしていれば、回復するだろうか??
やべぇ。

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カウントダウン

レースから帰国後、お上から自主隔離の14日間を言い渡され、やっと明日には解除見込みがつく。

この間、毎日毎朝、LINE友達になった厚生労働省との文通やり取りが習慣になっていたっすが、いよいよお別れだな!
なんか、毎日ちゃんと「大丈夫?元気?」と、連絡して来てくれるから、ちょっと彼女みたいな気分にすらなってくるよ・・・(笑)
まあ、キミとももうお別れだけどな!げへへへ。

いやあ、長かった・・・・。

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ル・マン24時間レース 回顧録③

新型感染症が世界的に深刻な被害をもたらした2020年。
この年、それでもル・マン24時間レースへの挑戦を見届ける必要があった。
その回顧録を自分視点で、記憶が曖昧になる前に残しておこうと思う。
※プライバシー配慮のため、人名等はイニシャル表記にする
※そんなもん、いまどき検索すれば出てくるだろうが・・・
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【序章-3】
興味を持ったモノには飽くなき探求と情熱を捧げる、この話の主人公Y氏。
その情熱は、半端じゃない。
コレ!と決めたら、とにかく喰らい付くその貪欲さも然る事ながら、反面どんな時であっても冷静沈着、紳士的な対応で過ごされている。(誰しもが初見から、いつも穏やかな紳士の印象を受けるに違いないが、アンガーマネジメントが素晴らしくて、実は心の内は熱くメラメラと燃え盛っている事を、後から知る)

レーサーなんていう人種と関わると、たいてい自分勝手で個性が強く、我が一番というスタンスである事に気付く。
いや、これは決してネガティブな意味ではない。なにしろ、そうでもなきゃ極限までスピードを追及し、あまつさえ他人と競争しようなどとは思うまい。
根っからの負けん気と、自分を取り巻く全てを自分の思い通りにするようなガッツ、知恵・・などが無ければ、およそレーサーには向かない。

2020年現在、改めてY氏の事を考察した時、ここまで記してきてハッとした。

今しがた「根っからの負けん気と、自分を取り巻く全てを自分の思い通りにするようなガッツ、知恵・・などが無ければ、およそレーサーには向かない」等と書いたばかりだが、これはまさにY氏そのものではないか!
ただし旧知のレーサー像とは大きくかけ離れる点が一つある。
それは、自己の目的のために廻りを巻き込む方法論が、メリットが一方通行ではないという大きな違いだ。

例えば「部品」「値段」「情報」といった、誰もが欲しがるモノを自分の有利になるためだけに欲しがるのは、一般的であり、そのメリットは享受した者に対して一方通行である。誰よりもマージンを得たいのだから、それは道理とも言える。

Y氏の場合、そういった局部的なマージンは必ず双方向にメリットが発生するように思考されているように思う。仮に「自分が良い部品を使うとするなら、どうぞ貴方も自由にお使いなさい」そんな感じだ。むしろ、そんな小さな所を独占しようとはしない。
ではY氏が何を一番優先されているのか、を考えると、それは端的に言えば「ヒト」に他ならない。

味方になる「ヒト」が多ければ、自分の目的を達成させるプロセスにも「ヒト」のチカラが大きな波のように拡がっていく。
よく「金持ちはケンカはしない」と言われるが、この言い方は下品だけれど、まさにその通りである。些細な事に無駄なエネルギーを費やすのは、何一つ生産性が無い。

Y氏は「ヒト」を大切にし、メリットを双方向にするから周囲もその恩恵に預かりながら、自然とメリットが大きな輪になっている。
実際、ひとつのシステムとも呼べるこの大きな循環が無ければ、世界3大レース、ル・マン24時間にアマチュア最高峰の車輛での挑戦は出来ないだろうと思う。

閑話休題

さて、時は2013年に戻る。
大クラッシュを経験し、それでも矢継ぎ早に走行への復帰を果たしたY氏。
この年、本当によくサーキットへ通われたと思う。
・・・・。
では、速くなったか?という問いには、なかなかそうもいかなかった。
現実は厳しい。
50代を過ぎてレーシングマシンの運転を1から覚える訳だから、頭では分かっていても目や体がついて来ない、ということもあるだろうし、長年持っている運転のクセの様なモノを矯正したりもしなければならない。

いや。
そもそもが例え30代であったとしても、初めてレーシングマシンを手にしたとしたら、ソレを手懐けるまでには大抵、年単位の訓練が必要になる。
パッと乗って、多少練習したからと言ってレースで勝てるような状況にはならない。それで普通なのだ。

走っても、走っても、目覚ましく突然アップグレードなど出来ない。
その間にはやはりクラッシュも度々経験するし、タイヤの使用本数など、それこそ消しゴムのように使った。

さて、ここからは車輛をメンテする立場からの目線である。

クラッシュする、タイヤも使う。走れば走るほどに消耗品は必要だ。
ガソリンスタンドでガスだけ給油すれば良い、とはいかない。

レーシングマシンの場合、可動部分・駆動部分の定期的なメンテナンスが必須になる。それは一般乗用車よりも当然シビアで、数百キロ単位、数千キロ単位で管理する。
その距離感を理解してもらうために、例えば鈴鹿サーキットの練習走行は1セッション大抵30分。それが1日4~5セッションある。
1セッションでフルコースの周回数は13~14LAPくらいだろうか。
フルコースの周長は約5.8キロ。つまり30分で約80キロを走行することになる。
勿論これはピットインなどしない前提だが。

1日5セッションを走れば、それだけで400キロ近い走行距離になる。
だから数千キロ毎のメンテサイクルなど、意外とあっという間にやってくるのだ。

これは、走れば走るほど金を喰うという表現も出来る。
走ったら走っただけ、目標とする得られる「何か」が如実に得られればコストも払い甲斐があるのだけど、なかなかそう易々とお持ち帰りできる土産は貰えない。
貰えるのは拾ってくる砂利ばかり、なんて笑えない冗談みたいな本当の現実。

走れば走るほど請求金額が増える。
クラッシュでもしようものなら、尚更。
なのにドライバーが一番欲しい、目覚ましいラップタイムが手に入らない。
当然、何とか速く走れるように記録されたデータを解析したり、動画を利用して助言もするのだけど、最終的にハンドルを握るのはドライバー本人だ。
ある程度の反復練習と、慣熟をしつこく繰り返し、ドライビング技術の引き出しをたくさん持って貰えなければ、前進しない。

これはどの種類のレーサーであっても同じである。
どんなに1日練習をしても、家に帰って次コースに来た時はまた前回と同じ立ち位置から練習が始まる・・
本来なら、練習の度に階段を一つづつ定期的に昇れれば理想的なのだけど、なかなかそうはいかない。練習には壁も訪れるし、なによりやはり時間は必要になる。

だから、Y氏の担当をしていてこの期間が最も心の内が苦しかった。
まるで金ばかりを使わせているようで、辛かったのだ。
かと言って突然速くなれる妙薬があれば良いのだが、そんな物は無い。
走っているのはご本人だから、とにかくレーサーとしての進捗を見守るしか出来ない。

外装など、ヒットやクラッシュが頻発したから修理に修理が重なり、外注の修理に任せていたらFRPがパテ盛りになってきて、これではいかん、とコンポジットに精通する自分が修理に乗り出す始末。(料金的な問題で、社内よりも外注の方が安く修理できたのだけど、レーススペックで作業しないFRP屋さんは、見栄えは治るが重くなる傾向がある)

長身の筋肉質ゆえに体重もソコソコ、ある。
ただでさえ重量的にハンデがあるのに、むざむざカウルのパテなんかで重量増など、考えただけでも悪寒がした。もともと重いのだから100グラムだって削りたいのだ。
この当時から、なんとか車輛側から0.1秒でも貢献できないか、と画策を始めていた。

〈つづく〉
#ルマン24時間レース

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