もうㅤいいでしょう そんな声が聞こえると 紅く染まった葉が落ちてきました 尽くした生は美しく輝いて 風に身をまかせて流れて行きます 僕たちも夕日に紅く染まり 流れて行くのですがやはり違うのです 染められても自ら染まってはいない 枯れるほど生きていないということです 枯れなくてはいけないのです 紅い輝きが喜びを与えるまでは 言ってはいけないのです もうㅤいいでしょう なんて
僕が僕でいっぱいになり 窮屈で苦しいのです 僕から僕を抜くことは とうてい無理なことでしょうか 早くしないと 僕に僕がいっぱいで 破裂しそうなので焦っています ぎゅうぎゅう詰めで 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 こんな感じです 僕に僕が消せるでしょうか それとも誰か僕を消してくれるでしょうか それって君という消しゴムってことはないですよね そんな都合のよい消しゴムがあるわけも…… 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕 僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕君 僕君