Sep
9,
2021
宮田穣著「組織に効くコミュニケーション」を読んで(Day6)「リアルな場のコミュニケーション(3)」
昨日に引き続いて、宮田穣著
「組織に効くコミュニケーション」
を読み進めて行きます。
今日のテーマも昨日の続き、即ち
リアルな場のコミュニケーション(3)
下記、章立ての「1.朝:朝礼」及び「2.昼:社員食堂」は、昨日までに読み進めましたので、今日は
3.夜:社員寮・独身寮
4.社内行事
5.リアルなコミュニケーションにしか生み出せない関係
の残り3つを記述します。
章立て
(1.朝:朝礼)
(2.昼:社員食堂)
3.夜:社員寮・独身寮
4.社内行事
5.リアルなコミュニケーションにしか生み出せない関係
3.夜:社員寮・独身寮
(1)今どき少し古臭いかも知れないが「寝食を共にする」というもの。一方、職場では直接関わりのない部署の少し上の先輩に、会社の裏側も含めて様々なことを教えてもらう機会。
(2)昨今は逆に、独身寮を復活させる動きもあるとのこと。
(3)独身寮での生活は、20~30代社員の一定の年齢幅での人間関係を密にし、「タテ・ヨコ・ナナメ」の関係を築く場として有効。
(4)そして独身寮で育てられるインフォーマル・コミュニケーションを、仕事現場で求められるフォーマル・コミュニケーションにも活かすことが出来る部分が多い。
(5)コミュニケーション・ツールとして独身寮を活用する、という考え方もある。
敢えて「共同浴場」「共同の食堂」を半ば強制的に使用させることで、他人と話す機会や交流する経験を体感してもらう。
(6)具体的には、①寮長と寮生との対話の場を創る。②独身寮でイベントを開催する。
4.社内行事
(1)一体感を醸成する組織イベントで、フォーマルなものとインフォーマルなものがある。目的は「コミュニケーションの向上」「連帯感や一体感の醸成」。
(2)全社員による「社員総会」:
これは一種の年中行事、いわゆるお祭り的なものでもある。終了年度の業績を共有したり、年間表彰を行ったり、また翌年度の計画や目玉行事を伝達する。
エンターテインメントやゲームを行って、社員同士の親睦を図る意図もある。
(3)社員旅行:
毎年国内へ社員旅行。5年に一度は全社員で海外旅行へ、という素晴らしい?会社も存在する。
5.リアルなコミュニケーションにしか生み出せない関係
(1)朝礼、社員食堂から独身寮・社員旅行など「リアルな場」でしか味わえないものは、全て自分の「身体」が関わっていて、自らの五感を通して様々な情報を体得することになる。
(2)これは必然的に理解や納得は深くなる。「腹落ち」する感覚になる。それぞれの参加者各人が感ずることによって、組織としての「まとまり」や「つながり」が実感しやすくなる。いわゆる「同じ釜の飯」を食べた仲間の感覚に通ずる。
(3)一方でリアルなコミュニケーションはややもすると息苦しさを伴うこともある。リアルならでは良さと息苦しさを勘案して、心地よいコミュニケーションや心地よい関係を築くにはどうしたら良いだろうか?
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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