2013年3月の読書記録
Apr
1
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4098ページ
ナイス数:86ナイス
中東イスラーム民族史―競合するアラブ、イラン、トルコ (中公新書)の感想
イスラム関係の本をはじめて読み通せた。現代新書「ハプスブルグ家」でヨーロッパ史の靄が晴れたように、民族を軸に考えれば中東も理解が深まるような気がしてきた 気になる一文:「アラブ」「イラン」「トルコ」という民族区分は言語によるもの/イスラームは、宗教でもあり、政治や社会の制度でもある/「ウルーバ(アラブ性)」とはアラビア語とイスラームの文化的・歴史的遺産の共有を意味する
読了日:3月3日 著者:宮田 律
通勤大学MBA〈7〉ストラテジー (通勤大学文庫)の感想
気になる一文:過去に失敗した戦略がある場合については、一般的に将来過去の失敗した戦略に類似した戦略は採用しないようになります/顧客にために付加された価値は、顧客によって知覚されなければ意味がないものになります
読了日:3月3日 著者:グローバルタスクフォース
書皮マニアクス TOKYO-01の感想
丁寧にまとめられているので尊敬する続編にも期待。
読了日:3月6日 著者:空蝉橋書林
地下旅! (文春文庫)の感想
毎日お世話になっている喫茶店(の本店)が載っていたのが嬉しい、店名も書いてほしかった 気になる一文:あまりにもたくさんの情報に囲まれてすごしているからこそ、地下鉄に乗った時の窓の外に何も見えないシャットダウン感は、落ち着く/美容とはつまり、無常との戦い
読了日:3月10日 著者:酒井 順子
学閥支配の医学 (集英社新書)の感想
手術前、他学閥の大学病院への紹介を依頼した時の担当医が「その病院にコネクションがないんですが・・・」と仰っていた意味がちょっと分かった。それでもすぐに紹介状は出して頂けました。
読了日:3月10日 著者:米山 公啓
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらの感想
小林先生のマーケティング・リテラシーの考え方に通じるところがあった。ドラッカーを読もうと思う
読了日:3月10日 著者:岩崎 夏海
情報資源組織論 (現代図書館情報学シリーズ)の感想
「世界書誌」「四庫全書総目提要」て当時のGoogleのような意味合いをもっていたのかも、とか思った
読了日:3月11日 著者:高山 正也
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)の感想
頭が気持ちよくなってスラスラ読めた 気になる一文:近代というのは、ざっくり言ってしまえば西洋的な社会というものがグローバル・スタンダードになっている状況/科学はもともと、神の計画を明らかにしようと、自然の解明に取り組んだ結果うまれたもの/自分が救済されていると確信したければ、支配戦略とは違う方向にいかなければならないんです/日本人が神に支配されたくないのは、そのぶん自分の主体性を奪われるから/日本人は、自分の同意しない法律に従う必要がないと、心底思っているのです
読了日:3月14日 著者:橋爪 大三郎,大澤 真幸
大阪府警暴力団担当刑事――「祝井十吾」の事件簿の感想
実名出まくり。やばくないのか? 気になる一文:概して捜査当局は、新聞にも載らないような地味な事件を好んで手がけようとしない/結局、取り調べも落としどころが必要なんです
読了日:3月17日 著者:森 功
貧民の帝都 (文春新書)の感想
街を見る目が変わった。「あわれみ」というと上からモノをいっているようで後ろめたいが、気持ちを行動に変えれば何かが変わるかもしれないとも思う 気になる一文:一面的なきめつけが支配しているときは、足を止めて首をひねるのがいい/「私」のエゴイズムは美談になり、「公」の平等思考は冷酷と断罪されていないだろうか/「同情」とか「あわれみ」の気持ちを封じるものが近代の思考にはかくれていた/二十一世紀の日本に救済機関はない/現代の寺社はきれいになり、高級車の一台くらいは車庫にあるが、困窮者をきっぱりと拒んでいる
読了日:3月18日 著者:塩見 鮮一郎
バーコード革命の感想
ぱらぱら目を通してて面白い本、発想を揺さぶりたいときにちょうどよい
読了日:3月19日 著者:デザインバーコード社
図説 死因百科の感想
ようよう読み終わる。ここまで調べ上げた著者に感服 気になる一文:人前でのスピーチに慣れた人々は、じつに単純かつ科学的な方法で舞台負けを克服しているそうだ。つまり、「聴衆が下着姿でいるところを想像する」のである
読了日:3月20日 著者:マイケル・ラルゴ
郷土LOVE (角川文庫)の感想
面白くて、ふと考えさせられた 気になる一文:一般に、行きたくないことをアドベンチャーと呼ぶんです/ちょっとした気の迷い、気の隙で天下統一してしまうことがありますから/男はたいがい、子供か犬が活躍したときに泣くんです/「名物にうまいものなし」/人というのは、歳を重ねるごとに、性別をなくす生き物なんです/国の偉い人が一存で決めたことが文化なんです/世の中って「いい」「悪い」に対してはすごく厳しくて、その間にいっぱいあるセンスについては、気づいてないようなんです/うまくいかないときって、バランスが悪いんですよ
読了日:3月20日 著者:みうら じゅん
民衆宗教と国家神道 (日本史リブレット)の感想
最近巷で流行ってるらしい「サブカルとしての宗教」にどっぷり浸かっている自分。民衆宗教の概略とともに戦前の国家神道が確固たる内部体制を築いていたわけではないことが感じ取れた 気になる一文:「人間は勝手なものだ。生まれるときには日柄の良し悪しもなにもいわずに出てきておきながら、真ん中の時だけなんのかのと勝手なことをいって、死ぬときには日柄もなにもいわずにかけていってしまう」
読了日:3月24日 著者:小沢 浩
姜尚中の政治学入門 (集英社新書)の感想
2013年度は「干物」の知志向で読書をしようと思う 気になる一文:もっとも民主的な社会で全体主義の病理が蔓延する/共同体内部で発生する諸々の「過剰」(貧富の差、人間関係の矛盾、等々)が、祝祭や儀礼といった非日常の時間のなかで一気に「蕩尽」される仕組みを発見しました/そもそも憲法とは、権力者による力の行使を、どのように縛るかを定めたもの/日本の民主主義が沖縄や朝鮮半島を疎外してきたのかというと、そこには、多くの人々が見たくない現実が存在していたからだと思います
読了日:3月25日 著者:姜 尚 中
図書館情報資源概論の感想
司書過程の教科書なのに、書店流通の記載があり、興味深かった
読了日:3月25日 著者:湯浅 俊彦
辛酸なめ子の現代社会学の感想
気になる一文:男性作家は妻や彼女を殺し、女性作家は彼氏を殺す・・・・純愛はどちらかの死がないと美しく昇華されないのです
読了日:3月29日 著者:辛酸 なめ子
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