Apr
10,
2021
Tea Breake
お茶を飲みながら、なぜシュクレで中国茶を扱っているのか・・を、少しお話ししようと思います。
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ここ三重県津市にはかつて、中国茶が好き過ぎて趣味が高じて中国茶専門店を開いた男が居ました。
最初は青果市場の敷地内に小さいけど雰囲気の有る店舗を構え、数年後には環境の変化を求めて自宅を改装して、中国茶・点心の店「蓮心」がありました。
ありました、と言う通り、はい。
今はもう無いです。
中国茶を好き過ぎた男は、突然帰らぬ人になってしまったのです。
井上浩一さん、店に集まる常連達は「先生」「井上さん」等と慕われる存在でした。
井上さんは大変な食通で、店で中国茶を飲みながらも、それはそれは広く深い美味の世界について談義が途切れる事はなかったです。
そんな井上さんがシュクレのお菓子を口にして「これは中国茶との相性が凄く面白いかもしれない?」と、中国茶とシュクレの洋菓子を食べ合わせる中国茶教室を始めました。
シュクレのお菓子は、お菓子教室だけに材料にこだわりすぎるため、素材の輪郭がでやすく「濃厚」「リッチ」な傾向にあるのですが、それが華やかな香りや濃さ、旨味やコク、といった中国茶のもつ性格とたいへん相性が良く、いわゆる「出会いもん」の楽しみかたができたのです。
1+1=2ではなく、それが倍にも膨らむような味の世界に驚きを隠せませんでした。
もちろん全てのお菓子と中国茶の相性が良い訳では無く、「抜群に合う」ものから「やや合う」もの、「合わないなぁ」という組み合わせ・・
中国茶の茶葉の違いはもとより、焙煎の具合によっても風味は変わるので、無限の酔狂な遊びだったと言っても間違いではありません。
コーヒーとケーキが合うのは誰でも比較的想像しやすいですが、お茶とお菓子の相性は、これは面白いです。両方の美味しさを拡張するような組み合わせを発見した時の至福感ったらありません。
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かつての蓮心のように多品種の茶葉を揃えるのは仕入れや管理の点でとても難しいのですが、それでも少量ながら「青茶」「紅茶」2種類の味わいで大変上質な茶葉を仕入れることが出来ているので、井上さんが亡くなったいま、当時中国茶の美味しさに集っていた仲間達が再び酔狂な時間を過ごせるように、シュクレでも中国茶をご提供しています。
中国茶は時間を掛けて杯を重ねる事で、味わいの変化を愉しめる世界です。
また岩茶と呼ばれる青茶は、酒の代わりにもなり得るほどの力強さを感じます。
こんな春の、少し肌寒くもある時期、じっくりと茶を嗜む時間。
茶のことを考えながらも、物思いにふけりながら自分と向き合う時間。
最高のインドアな趣味です。
(kuro)
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お菓子教室シュクレ
http://www.sucre3.net
℡ 059-226-8194
記念日のケーキや、焼菓子の詰め合わせ等
お菓子の贈り物は如何ですか?
いつでも、お気軽にご相談下さい!
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