今日のニュースレター
Aug
22
人は変化を求めようとします。顧客との対応、仕事の手順など変えてゆきたことは沢山あります。でも指導者がやり方を教えて、それを間違うと直されるという環境では変化など生まれるわけはありません。部下に変化を求たが、変化を許さない管理体制が存在します。
私の考えですが、管理者はやり方を教え・指導・教育するのではなく、最終的に何が目的なのかと言うことを教えて部下に方法は任せるべきだと思います。彼らが提案するやり方で過去に失敗をしたことがあるなら、何が原因で失敗したかを教えることが指導者の立場なのです。
過去の失敗は資産です。それを正しく継承することで同じ失敗を繰り返さないようにする、それは指導者の仕事です。自分のやり方と違うから、と却下してしまうのはあまりにも不効率です。変化を求める場合は、すべてをイチから作り直すのではなく、少しずつ改良を進めてゆけば反発も少なくなります。そして気がついたら小さな変化がたくさん集まって大きな変化になるのです。
変化を求めるという理由だけで変化を進めてはいけません。小さく変えてゆくこと、無駄をなくすことを改善といいます。それが集まったとき改革が生まれるのです。