孫氏の兵法をビジネスに役立てると言った書籍を多く目にする。ただ、この兵法には1つ書かれていないこちがあると私は思っているの。確かに大企業はこの兵法から学ぶことも多いとおもう。しかし、これは大協業にとっては可能なことかもしれないが小企業や個人会社には難しい。いや大企業にとっても難しくなっていることがある。
兵法は敵と戦い、その戦いに勝つことで領地を増やすための知識だ。しかし、今の社会で敵が誰かということを確定することはできない。もし確定したライバルを倒しても、それが実際に自分の領地の拡大にはつながらない。
今のビジネスは、敵と考えられる相手が数十・数百ある。兵法には大きな敵と戦う方法、いや戦わずに勝つ方法が書かれている。しかし、ここに書かれる戦略は相手が一国なのだ。だから今のように無数の国を相手にするには’役に立たないのではないかと思うようになってきた。だいたい「的」という考え方自体が間違っているように思うのはわたしだけだろうか。
もっと違った根本的な考えかたがあるように思う。
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内倉憲一(うちくらけんいち)
Pacific Software Publishing, Inc. 代表
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