お待たせしました!秋の号リリース
Oct
23
渡航経験も乏しい自分が何を偉そうにと思いながら、
でも、どうしてもやりたかったのです。
その理由は、2007年、脳の炎症を起こしてぶっ倒れ
入院した時の「出会い」にありました。
アメリカから治療に来たJくんと、中国の福建省出身のMちゃんは、
奇しくも同じSLE患者。
同じ病棟で、長い時間を共に過ごしました。
共に闘った、という表現も当てはまります。
彼らは、やさぐれていた私にとても優しく、それぞれの母国の話を
聞かせてくれました。
日本は、患者を大切にし過ぎる(?)あまりに、長期入院をさせ、
結果的に体を弱らせてしまうこともある。
免疫の弱い患者に対する考えも、日本とアメリカでは180度異なり
「感染症を防ぐために、入院させておく日本」
「感染症が怖いから、病院には短期間しかおかないアメリカ」
「ステロイド60ミリでも、普通に(?)出勤するアメリカ人」
もちろん、アメリカの医療費が気絶しそうなほどの高額という理由も
あるけれど、あまりに長いベッド上での生活が退院後のQOLを
最悪なものにすることも。
また、福建省のMちゃんは、
「私の故郷では、ステロイドではなく漢方を使う。
だからSLE患者は、長生き出来ない人が多い」
なんて言ってました。
この広い世界を
「医療」というレンズを通して見る。
あまりにスケールがでかすぎましたが(^_^;)
良かったら、お手にとってご覧ください。
また、すでに感想を寄せてくださった温かい皆さんへ
ありがとうございます。
皆さんにどうか良いことがありますように。